孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

安永健太君事件

2007年9月に佐賀県に住む安永健太君が、警察官に泥酔者と勘違いされ、警察官に取り押さえられ死亡した。遺族は最終的に最高裁まで争ったが、訴えは、認められなかった。安永健太君は、知的障害があり、この日は作業所に行く途中だったという。こういった警察…

社会学者について

若手社会学者と呼ばれる人たちが、様々な媒体で発言している。名前を挙げれば枚挙に暇がないが、そのひとり古市憲寿の存在理由に疑問を感じる。氏を一躍有名にした、「絶望の国の若者たち」は感覚的に書かれたものであって、何ら学問的な裏付けのあるまとも…

加藤智大と造田博

2008年6月秋葉原で通行人を無差別に殺傷した加藤智大。この事件は、容疑者の男に同情する声が多く集まった。また、犯行動機が、様々な評論家たちによって解釈なされた。非正規雇用とういう不安定な身分を強調するとんでもない誤読もあった。また、加藤智大に…

山田洋次監督の似非ヒューマニズ映画

山田洋次監督の寅さんシリーズは、日本映画の典型的な作品である。ワンパターンであるが、安心して見れる。毎回マドンナに惚れて、失恋する。とら屋のドタバタ劇。こういったエッセンスだけで、観客を飽きさせることなく、続いたのだから山田洋次監督のの力…

美容師が、客の顔をランク付けした件

原宿の美容師が、予約アプリで女性客に美容室に顔写真を送らせランク付けしていた。ネット上で非難轟々のようらしい。心配なのは、女性の人権をヒステリックに擁護しようとする人たちが、この問題に便乗して騒ぎ立てることである。そもそも、美容師には、イ…

バリバラという番組

「バリバラ」とうNHKの番組が、不愉快極まりない。障害者福祉に風穴を開けたように過大評価する専門家もいるが、とんでもない誤ちである。この番組の趣旨は、過去の「障害者観」を刷新することにあるのだろう。メディアにおいて、障害者は、可哀想で保護され…

ひきこもりの副業

Amazonの小口出品で古本を売り始めて5年目になる。ひきこもりで時間を持て余しているから自然と読書が習慣になり、本についての知識が、身についてしまった。そこで、副業として、古本屋さんの真似事をすることに決めた。最初は、知り合いのお医者さんから戴…

恋愛資本主義

男性が、これほど生きづらい世の中はない。ひきこもり、不登校、社会不適応など女性と比較しても男性の方が圧倒的な割合を占める。何よりも深刻なのは、生涯未婚率の著しい増加である。かつては、見合い結婚が、主であり、誰もが結婚できた。団塊の世代あた…

ひきこもり支援

高額の料金を取り、親元から離れさせて、寮などで生活させる「引き出し屋」が、問題となっている。親の藁にもすがる思いに付け込んだ悪質な手口は、絶対許すことができない。しかし、こうした業者に頼ざるを得ない原因を作り出したのは、行政のひきこもり支…

人格障害という病気

人格障害は、精神科医にとって使い勝手の良い病気である。統合失調症と断定するには、自身が無いとき取り合えず人格障害と診断するコンセンサスがあるように思えてならない。精神医学の本などを紐解いて見ても、ⅮSMの診断基準と症例報告を羅列しているだけ…

役者小峰隆司

小峰隆司氏が亡くなられた。知らない人が大半であろう。私のように子供の頃から時代劇に慣れ親しんできた者にとっては、大きい存在である。東映の大部屋俳優で、何時も端役で、せりふがあっても一言二言。しかしその強烈な面構えは一度見たら忘れられない。…

ガード下酔いどれ人生

20年近く前、深夜のドキュメント「ガード下酔いどれ人生」を見た衝撃が、忘れられない。49歳の無職でアルコール依存症の息子と80歳の母、そしてこの親子の世話を焼く小林さんが、織りなす物語。息子は、子供の頃にいじめに遭い、職場も転々とするが、何もか…

袴田事件について

去年の12月袴田事件の審理が高裁に差し戻された。昭和41年の6月に味噌会社一家が、殺された事件。プロボクサーで従業員だった袴田巌さんが、逮捕された。一貫して無実を訴え続けてきたが、いまだ死刑囚という汚名を着せられたままである。袴田事件については…

当事者研究

当事者研究が、様々な生きづらさを抱えた人たちの救いの手になっている。元は、北海道浦河のべてるの家で生み出されたものである。妄想や幻覚を除去するのではなく、それにネーミングを付けたり、お互いに意見を述べ合うことによって患者が、主体的に病気と…

宮西照夫教授のひきこもり支援

宮西照夫氏というひきこもりを研究されている前和歌山大学教授がおられる。地元メディアはもちろん、ひきこもり支援に携わる専門職では知らない人はいないぐらい、権威のある方である。元々は、精神科医であったが、青年期の心の問題に興味を抱き、和歌山大…

ラジオ深夜便

ラジオ深夜便を聞き始めて10年近く経つ。あの独特の雰囲気がなんともいえない。高齢者向けに思われるが、案外幅広い層に聞かれているようである。ひきこもりにとってこのラジオ深夜便は、非常に相性が良い。多くの深夜ラジオは、若者向けで騒がしい。恋愛ネ…

アドラー心理学

野田俊作氏が亡くられた。アドラー心理学の第一人者であり、著作も多いが一般的には、知られていない方である。ネット上で補正項というサイトでユニークな持論を公開されていた。生前に面識のあった知り合いによると、非常に頭の良い人で、資料を見ずに講演…

映画「孤狼の血」

普段は、最近の日本映画を見ないが、偶然再放送で孤狼の血を見た。「仁義なき戦い」や「県警対組織暴力」といった一連の深作欣二監督の作品をオマージュしたものであろう。しかし鑑賞に堪えうる質の高い作品に達していない。ただ大声で広島弁をを叫び、不必…

大津地検検事正の着任の言葉

大津地検の検事正に着任した森本加奈氏は、湖東記念病院の事件について問われる次のように発言した。「無罪になったことで、その間のご苦労については遺憾に思う」この言葉は、無実の罪で12年間刑務所に服役した西山美香さんを冒瀆するもの以外何物でもない…

カウンセリングについて

一時期に比べてカウンセリングブームは、過ぎ去った。しかし、相変わらず街のメンタルクリニックで、カウンセリングルームを併設している所が、多い。私の大学受験の時代は、心理学系の学部が、非常に人気を博していた。精神科に通院する患者は、人に話を聞…

森会長の発言批判を批判する

森喜朗の発言が物議を醸している。女性蔑視だという批判には、もううんざりする。総理大臣在任中にも失言の多い人という認識ぐらい共有されていれば、さして驚くべきことではない。私は、政治に関心がないし、政治の知識が全くない。しかし、最近sns上で…

私立中学の暴力教師

相変わらず首都圏では、中学受験が、過熱している。私の住む関西の一地方都市でも、中学受験が盛んで、子供を進学塾に通わせる親が、あまりにも多い。私も私立中学を受験し合格し、6年間在籍した。いざ入学してみればとんでもない経験をし、人生に多大な影響…

図書館とひきこもり

ひきこもりにとって図書館は、馴染みの場所である。しかし去年は、新型コロナの影響で、休館になったりして不自由を強いられた。私の住む地域の県立図書館は、非常に使い勝手が悪い。ネットで予約できる本は、最近の本に限定される。そのため、閉架式の本を…

ひきこもり本

ひきこもりに関する本が、続々と出版されている。どれもこれもが、駄本で読むに耐えないものである。いまだ、斎藤環氏の「社会的ひきこもり」が、バイブルのように読まれ続けているのは、考えものである。ただこの本が、斬新だったのは、若者の無為、無関心…

キモオタ差別

男性の容姿の差別が、はなはだしい。逝けメン、キモメン、ブサメンこれ以上聞くに耐えない汚い言葉が、充満している。もし仮に反対のことが起きていたらどうなるだろうか。女性差別だと人権派を自認するひとたちが、黙ってはいない。フェミニズム思想は、衰…