孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

新聞の投書

新聞の投書のレベルが、あまりにも低すぎる。ただ自らの知的虚栄心を満たすものに過ぎない。朝日、毎日の場合であれば、政権を批判する内容であれば、比較的採用されやすい。大半の投書が、社説を模倣するだけで、自分の言葉で書かれていない。近頃は、国語の作文教育の一環として、利用されている。確かに、決められた字数で、誰が読んでも理解できる文章を書く訓練としては、有効のものだろう。ただ、優等生的な模範解答を書くことに意味があるのか疑問である。もっと子供たちの主体性、独創性を育むべきではないのか。また、新聞の投書で警察不祥事や冤罪事件を言及したものを見たことがない。昨年の12月に袴田事件が、高裁に差し戻された。袴田事件は、素人でも、いくつかの文献を読めば、袴田巌さんは、完全に白であることぐらい分かるはずである。袴田巌さんと弟を支え続けてきた姉の秀子さんの姿を見て、何も感じないのだろうか。典型的な警察のでっち上げによる冤罪事件で、到底許し難い。このような事件に対して怒りをあらわにするのが、本来の新聞の投書欄ではないのかと言いたい。また、記者クラブ制度の庇護下にあって、警察批判はタブーというコンセンサスが、各新聞社に共有されている。近年その傾向が、ますます酷くなってきているように思えてならない。M新聞和歌山支局では、新人記者を機動隊に体験入隊させる蜜月ぶり。これでは、新聞は警察の御用聞きではないか。かつて読売新聞の黒田清氏は、大阪府警のゲーム機汚職を徹底取材し、真相を解明した。大阪府警にかなりの打撃を与えただろう。最近の新聞記者は、危ない橋を渡るより、警察のご機嫌を取ることしか考えていない。このような連中に社会正義を語る資格などない、