孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

安永健太君事件

2007年9月に佐賀県に住む安永健太君が、警察官に泥酔者と勘違いされ、警察官に取り押さえられ死亡した。遺族は最終的に最高裁まで争ったが、訴えは、認められなかった。安永健太君は、知的障害があり、この日は作業所に行く途中だったという。こういった警察官が、挙動不審者を取り押さえようとした際に、死亡する事件はあまり表沙汰にならない。素行不良者だからといって人権を軽視した、警察官たちの行動は、絶対許すことができない。この事件が、悪質なのは、警察側が、犯行に関わった人数をを2人と過少申告していたことである。この最高裁の判決を下した裁判官は、いったいどのような神経をしているのかと言いたい。安永健太君のような知的障害を持った人間を5人もの警察官が、取り押さえるだけで異常なことである。警察官の一派人への人権侵害を訴える付審判請求制度があるが、全く機能していない。日本の裁判官の大半は、検察、警察にとって都合の良い判決を下すことが、慣習となっているといっても過言ではない。司法官僚統制に従う、ヒラメ裁判官と呼ばれても仕方ないだろう。この事件は、もっと話題になり、ネット上で批判の声が、高くなれば事態は、変わっていただろう。警察官たちは、正義を実行するものとういう認識を社会全体が、共有しているように思えてならない。まずは、この誤った認識を修正するべきである。警察官の犯罪率は、高いが、メディアで報道されるのは氷山の一角である。記者クラブ制度があり、警察と敵対関係を持ちたくないという新聞記者ばかりなのだろう。警察不祥事を報道するどころか、警察の御用きに成り下がっている。週刊文春など政権批判をする人たちに大いに歓迎されている。しかし、警察不祥事には、全く触れない。安永健太君そして家族の無念を誰が晴らすのだろうか。