孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ルッキズム

ルッキズムという言葉は、もっと定着されるべきである。外見によって日常生活に格差が、生じてくることは看過できない。履歴書から性別欄を無くそうという運動があるが、見た目問題については、全く考慮されない。これは、不平等でないだろうか。性的マイノリティの人権は、擁護するのに対して、見た目に問題を抱えている人の人権は、蔑ろにしても良いという暗黙の了解が、あるように思えてならない。ひきこもりの中には、自らの容姿にコンプレックスを抱き、就職に対して消極的な態度を示す者が、数多く存在する。顔の良し悪しによって、就職の選択が限定されることは、あまりにも理不尽ではないだろうか。顔が悪い男を、ファーストフードの店員で採用することは皆無に等しい。ドトールコーヒースターバックスその他カフェ店員の男子は、ほぼイケメンと言っても過言ではない。大学生活をそれなりにエンジョイした者は、絶対ひきこもりにならないだろう。ひきこもりの就労支援でも、接客業を射程に入れていないような気がする。人と関わらずに働ける工場作業、警備、清掃といった職種に限定されている。このことは、ひきこもり支援者の無意識な差別と偏見を露呈するものである。ひきこもりは、顔が悪いから、日の当たらない仕事で我慢しろという以外の何者でもない。これほど見た目によって人生を翻弄されてしまう社会は、かつて存在しなかったのではないだろうか。ルッキズムは、見た目問題で悩み、苦しむ男性を救済するにはかけがえのない概念である。しかし、タレントや自意識過剰の馬鹿女に曲解されている。