孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

女性蔑視など存在しない

東京オリンピックパラリンピックの閉会式の演出を統括するクリエイテブディレクター佐々木宏氏が、渡辺直美さんの容姿を侮蔑する不適切な演出案を発案していたことが、非難されている。これを報じたのは、「週刊文春」である。今や、文春砲と呼ばれ飛ぶ鳥を落とす勢いであるが、既視感を抱かずにはおられない。オリンピック開催に対する政府への批判、そしてジェンダーフリーという2点セットで記事を書けば、単純な連中は、大騒ぎするだろうという意図が見え見えだからである。いつから週刊文春は、朝日新聞になったのだろうか。最近の朝日新聞の読者投稿欄「声」の内容劣化が、激しすぎる。選択的夫婦別姓森前首相の発言批判、と女性の人権擁護について小学生程度の意見を書けば採用されるようだ。なに一つ自分の頭で考えた投書を見たことがない。それだけ朝日新聞の学芸部の記者の質が、低下しているのではないだろうか。選択的夫婦別姓を論じる人が、最も忘れていることは、結婚どころか恋愛さえできない男たちが、存在しているということである。フェミニズム思想が、衰退したが、新たな形で女性の人権を過剰に擁護す傾向が、出始めた。今の日本社会で最も理不尽な仕打ちをうけているのは、恋愛弱者たちである。恋愛や結婚において、女は、男の外見しか選択肢にない。ただ、こういった本音の部分は、巧妙に隠蔽されてしまう。生涯未婚率が、異常なほど増加した原因を非正規雇用の増加、ライフスタイルの変化、若者の結婚観の移ろいなどと専門家は、誤魔化してしまう。どれほど外見を差別され、恋愛をあきらめてしまった男たちが、世間の隅に追いやられているか。彼らの絶望、悲しみ、虚無感を、女性の人権を過剰に主張する人たちは、想像できるだろうか。いやむしろ無意識に差別に加担している方が多い気もする。男性の「顔の商品化」は、黙認される。しかし、女性の容姿について何か物申せば、糾弾される。この男女の非対称性こそ病的なことに思えてならない。「抱かれたくない男ランキング」、「吉本不細工芸人ランキング」これこそ問題視するべきである。