孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

警察官の性犯罪

福岡県警の40歳の男性警察官が、酒を飲んで酩酊状態だった知人の女性に性的暴行を加えたとして、書類送検された。準強制性交等の疑いで書類送検されたのは、小倉北署に勤める40歳の男性巡査部長である。先週から、警察不祥事が相次いでいる。破廉恥な行いをする警察官が、あまりにも多すぎる。普通の市民が、この種の犯罪を犯せば、名前が公表され、社会的に抹殺されてしまう。それに引き換え、警察官は、実名はおろか顔さえ公表されない。書類送検とういうのもあまりにも軽すぎる罪状である。不祥事を起こした警察官を形式的には、辞めさせて、警察の外部団体に就職させていたという考えられないケースが、過去にあった。「世間に発覚しなければ不祥事ではない」という名言を放った、神奈川県警の本部長がいてたが、今も警察の隠蔽体質は全く変わっていない。それにしても、警察官の性犯罪が後を絶たないのは、何故なのだろうか。職務からくるストレス。厳しい規律に抑圧されて、何かのきっかけで性的衝動が、外面化する。様々な原因が想定できる。しかし、そういった綺麗ごとだけでは、済まされない問題が、潜んでいるように思えてならない。性犯罪者にGPS機能を付ける仕組みの導入が、検討されている。また、裁判員制度を対象とした性犯罪では、職業裁判官よりも厳罰化している。GPS機能を付けた国では、性犯罪の再犯率が、減少している。たとえ犯罪者であっても、GPS機能を付けるのは、人権を無視したもので、慎重であるべきだ。専門家による、矯正のプログラムを組み、教育させる方が、先決ではないのか。性犯罪者を先天的な異常者と決めつけるのは、妥当ではない。恵まれない家庭環境や生活環境によって、犯罪特性を持つに至った者も存在する。累犯障害者が、刑務所を居場所とするには、それなりの不幸な事情があると思う。裁判員制度で、性犯罪の量刑が、厳罰化しているのは、女性の人権を擁護する社会の風潮に迎合しているだけである。個々の性犯罪者の、生育歴、犯行態様、などを考慮した結果ではない。性犯罪の厳罰化が叫ばれている状況の中、警察官の性犯罪が一向に減少しないというこの矛盾。実験的にGPSを警察官に付けてみてはどうだろうか。