孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

セクハラ認定の警視が、署長に

またしてもや、滋賀県警である。滋賀県警の人事異動で警察庁出向時に同僚だっ女性の公務災害認定で「セクハラ」をしたと判断された男性が、彦根署長に就任した。10日の県警の定例会見で、人事異動の是非について報道陣から質問があり、滝沢依子本部長は、適正であるとの認識を示した。羽田警視の行為が、警察内でなされたものではないと説明した。また、「ここ数年所属長として勤務した状況を踏まえ適切なポストについてもらった」と述べた。いったいどんな神経をしているのだろうか。「警察内でなされていない」なら公務員にあるまじき行為をしても、許されるとでも思っているのか。頃論理が通用するなら、警察官は、不祥事として、マスコミに報道されない限り、「何をやっても許される」といことになり得る。この羽田警視の厚顔無恥にもあきれるどころか、絶句してしまう。滝沢依子本部長は、東京大学法学部を卒業して、平成4年に警察庁に採用され、茨城県警捜査2課長、警察庁少年課長を歴任して、滋賀県警本部長に就任した。典型的な、警察キャリアとして、出世を重ねてきた人間である。この本部長、雪冤を果たした、西山美香さんに謝罪さえしていない。滋賀県警といえば、忘れてはならないのは、日野町事件である。この事件は、冤罪の可能性が、極めて高い。無念な思いで死んでいった、阪原弘受刑囚に対して、「娘の嫁ぎ先ガタガタにしたろか」と脅し自白を迫った。いまでも、このような、卑劣な取り調べが、日常茶飯事であろう。それにしても、国民、特に地元の滋賀県民は、この「セクハラ人事」についてどのように感じているのだろうか。おそらく、無関心なように思えてならない。最近、女性の人権が、侵害されると、大騒ぎし、糾弾される風潮にある。しかし、それが、警察であれば、黙認してしまっている。この「セクハラ人事」を契機に、警察腐敗にまで波及することは、絶対ない。何故なのか。警察は、「国家秩序を維持し、国民の身体を保護する」という認識に洗脳されているのではないか。