孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

紀州のドンファン野崎幸助・何故和歌山県警を称賛するのか?

和歌山県田辺市で、2018年、「紀州ドンファン」と呼ばれた野崎幸助さんに、多量の覚醒剤を飲ませたとして、28日元妻の須藤早貴容疑者を殺人と覚醒剤取締法違反の疑いで逮捕した。今日のワイドショーでは、この話で持ち切りである。コロナ渦で大変な世の中なのに、こんなくだらない事件を大々的に報道する、メディアの倫理観を疑う。twitterなどで、和歌山県警を賛美する人があまりにも多すぎる。明日から、地元の新聞社も警察の捜査を、過大評価していくことに違いないだろう。こういた現象は、非常に恐ろしい事である。「慎重に捜査したうえでの、立件という」褒め言葉には、違和感を感じる。和歌山県警と言えば、カレー事件で有名だが、その捜査手法にも様々な問題があるとされている。その証拠に、数多くの支援団が、結成されている。また、大きな冤罪事件こそ少なかれ、過去にかなり際どいことをしてきているのではないだろうか。「関西に蠢く懲りない面々」一ノ宮美成+グループ・k21、講談社+α文庫とういう本に、その詳細が記されている。1995年11月の県知事選を前に、一本のビデオテープをめぐって、利権屋、ヤクザ、政治家、警察にマスコミまで絡んだ、とんでもない事件が発生した。旅田卓宗氏が、山口組暴力団組長に、叱責されている、ビデオテープが、世間の目に晒されることになる。また、警察と暴力団が、蜜月であること、次のような組長の会話を引用している。「今日まで、警察も俺を嫌いな人間は一つもないんよ。みんなワイを好きでおってくれるよ」7,8人の警察幹部の名前が、こんな形で出てくる。彼らと自分の親密さを自慢気に語るなかで、某幹部が、所轄署の係長のころに、「博打場のもりしたってくれよ」と頼まれたという、エピソードも披露している。あまりにも生々しい会話であるが、この取材をした、関西のフリージャーナリストの報告書を信用しても良いと思う。警察24時という番組にしても、殺人事件が発生しているのに、制作し続ける。そして、それを楽しんで見る人たち。今回の和歌山県警の逮捕を何も考えずに、手放しに評価することは、非常に危険なことである。特に和歌山のような保守的な地域では、新聞社が、警察の御用記事を書くこと甚だしい。どうやら、警察のご機嫌を取った、若手記者が、出世コースを約束されるらしい。警察は、絶対正義であると洗脳されているようだ。日本全体が、警察国家に突入していく感じがする。警察の暗部に目をつぶり、マスコミの情報を鵜吞みにするようなことは、絶対にあってはならない。