孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

校長に土下座を強要した、「モンスターペアレント」に有罪判決

高知市内の市立小学校で、校長に理不尽な要求を繰り返し、現金を脅し取った疑いで、恐喝罪に問われた児童の父親が、5月25日高知地裁で、懲役1年6か月の執行猶予3年の有罪判決を言いわたされた。母親も、5月18日に懲役1年執行猶予3年の有罪判決を受けている。被告人らは、2020年11月、教育の不適切な言動で、児童が、不登校になったとして、金銭を要求。これに応じなければ、危害がおよぶ危険性があると、恐れた校長が、現金4万8千円を払った。また、校長室で、スリッパを投げつけたり、土下座を強要したりしたこともあったとういう。対応して教員2人は、心労で休職、校長は、事件後に退職した。有罪判決とは言え、執行猶予付きの有罪判決である。このような輩には、もっと厳罰を与えるべきだ。「モンスターペアレント」は、確実に増加している。私の身内にも教員経験者がいているので、良く話に聞く。最近は、小学校だけでなく、保育園や幼稚園にまで広がっているのではないだろうか。何故、毅然とした、対応で、問題を解決できなかったのかという反論があるだろう。彼らの恫喝は、ある意味、プロのやり口に近い。真面目な教師であればあるほど、振り回されてしまい、精根尽き果ててしまう。学校は、会社などの組織と違い、「子供を保護者から預かっている」と意識がある。そのために、子供の親に問題行動があっても、どこか遠慮がちになってしまう。その良心に付け込むのが、彼らのやり口である。スクールロイヤーや外部の機関などに相談しても、根本的な解決にはならないだろう。教員ひとりひとりの意識を改善するべきだと思う。彼らは、「人権問題」を逆手にとって、揺さぶりを掛けてくる。今回の事件も、そうであったように、「教師の不適切な言動」が引き金になっている。昔と違って現代は、激しく叱責しても、「過度な指導で、子供が、心理的ストレスを受けた」と言える土壌がある。何故ならば、教師の権限が制約されているからだ。このような状況は、教師を困らせてやろうという手合いが出現することは、必然的だ。教師になる人は、あまり挫折知らずの人が多い。だからこそ、今、子供と「モンスターペアレント」の板挟みになって、心の病気に追いやられてしまう。もっと、「いいかげんで、不真面目な、教師になってやろうという」方向転換のようなものが必要ではないだろうか。海千山千の「モンスターペアレント」と対峙するには、まず度胸が必要。今回の事件は、校長が、被害者になってしまったのはあまりにも残念。校長の権限は大きい。校長が指揮を取って、若い教師から果ては用務員のおじさんまで、総力を挙げれば、絶対に、「モンスターペアレント」に勝てるはずである。