孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

令和婚は、一過性。出生数過去最少に

厚生労働省が、4日に発表した人口動態統計によると、2020年の出生数は、前年より2万4407人減って、84万832人だった。1889年の統計開始以来、過去最少。合計特殊出生率は、5年連続低下した。これらの統計を見ていると、あの令和婚の馬鹿騒ぎは何だったのだろうかと言いたくなる。有識者たちは、相も変わらず、的はずれな見解を示している。コロナ渦と、雇用の不安定化によるものだと。確かに、コロナの影響も大きい。しかし、婚姻率が、低下してきている原因を他の問題にすり替えているに過ぎない。教育財政学が、専門の、教授によると、「若いカップルが、新生活を始めるにあたり、住居費用の無償化や出産費用の全額無償化で、結婚や出産のハードルが下げることが求められる」という。経済的な問題で、結婚しないのではないことを何故理解出来ないのだろうか。戦前の貧しい時代に、一家に子供が何人もいた事実を全く無視している。日本は、ある時期まで、お見合い結婚が、主であった。見合いの席で、顔を初めて見るという考えられない、シチュエーションにもかかわらず、結婚は、成立した。これは、いったい何を意味するのか。結婚において、「顔」など、どうでも良く、男が、働いて、養ってくれそうであれば、それで良かったのである。80年代中頃から、バブルに時期にかけて、恋愛や結婚において、「顔」が最優先事項になり始めた。今では、女は、「男の顔」を品定めして、選ぶようになった。「男の顔が、商品化」されることは、新たな差別問題と位置付けるべきだ。コロナ渦で、オンライン婚活が、男女の出会いに、新たな旋風を巻き起こしたかのように語られる。しかし、これも大間違いである。結局の所は、「顔の悪い男」は、淘汰されて、泣きを見るだけで、何も変わっていない。社会学者の小倉千加子氏は、結婚は、「顔」と「顔」との交換になりつつあると指摘されていた。ただ、付け加えておかなければならないのは、女の場合は、「顔」が悪くても、男から選ばれるということ。女は、不細工な男と一緒に道を歩くのも嫌なぐらい、見た目を重視する。ルッキズムを蔓延させているのは、そういった女にあることに気づくべきだ。