孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

今どきの中高生には、「帰宅部」が一番人気

バイドゥ株式会社が、10代の男女2690人に、「入りたい部活」のアンケートを実施したところ、1位は、「帰宅部」であることが分かった。しかも、帰宅部の比率は、平成26年から5年間で、男子は、2、7ポイント、女子は、1,9ポイント上昇している。ジェネレーションギャップを感じて仕方がない。私が、中学、高校だった時では、絶対あり得ないことだと思う。「帰宅部」=「ダサイ、暗い」といったイメージが定着していた。「サッカー部」に入っていることが、「スクールカーストの上位」であるような、コンセンサスのようなものが、共有されていた。「サッカー」に限らず、スポーツが得意で、運動神経が良いことが、「モテる」要素として大きかったように思える。「卓球部」に入部しているだけで、鼻で笑われる時代でもあった。今どきの子供たちは、合理的、打算的になってきている。スポーツクラブの厳しいトレーニングなど馬鹿馬鹿しくてやっていられないのだろう。「男子は、ある時期に、マッチョなものに憧れる傾向がある。」というのは、もはや幻想なのか。かく言う私も、高校時代、空手道場に通った時期がある。今から考えれば赤面するばかりだ。ただその時の経験は、決して無駄ではなく、本気で武道に励む人たちと出会ったことは、貴重の思い出になっている。子供たちが、SNSの影響を大きく受けていることは、避けて通れない問題だと思う。教育の面においても、「GIGAスクール構想」に象徴するように、ICTを活用した授業に重点が置かれるようになった。新時代に対応するためには、必要不可欠かもしれないが、どこか味気ない。何事も効率至上主義になり、無駄なことに、目がいかなくなる恐れがある。無駄なことに意味を見つける、アナログ的行為こそが、本当の創造性や独創性を育むのではないだろうか。部活に入らず、SNSで大人顔負けのやり取りをすることが、流儀である今どきの中高生には、古くさい価値観を持った私など、とても付いて行けない。時代から取り残される、さみしさだけを感じてしまう。