孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

伊藤詩織さんについて触れるのは、危険案件。表現の自由が制約され、物言えなくなる懸念性

性的暴行の被害を訴えているジャーナリズムの伊藤詩織さんが、東京大学の元特任教授の大澤昇平からツイートで中傷され慰謝料など110万円の損害賠償を求めていた裁判で、東京地方裁判所は33マン円の賠償と投稿の削除を命じた。大澤特任教授は、「勝訴しました。4対で、ぎりぎり負けるかなと思ったが、7対で大勝した。公平な裁判官、公平な判断をありがとうございます」などとツイートした。呆れ果てて物も言えない。昨日は、Twitterでこの裁判が話題になっていたが、誰も本質的な部分に触れられていなかった。伊藤詩織氏は、2015年4月に就職の相談のために、東京都内で、山口敬之氏と会い、誘われた席で、酒を飲んでいる途中に意識を失い、気づいたら強姦されていた。山口敬之氏と知り合いである、警視庁刑事部中村格氏が、逮捕状を執行差し止めしたことなどが、週刊新潮によって報道された。週刊新潮と警視庁は本来蜜月関係にあったのではないか。その週刊新潮がこの事件を報じた。どうも、この辺が、私の中では腑に落ちない。「強姦されたのは嘘」であるとは、口が裂けても言えないだろう。何らかの関係があったことは間違いない。ただ、週刊誌の報道を鵜呑みにするのはするのは危険だ。この事件、以降、伊藤詩織氏は、MeToo運動の先駆け的な存在になっていく。Twitter上で見かけるは、リベラルと保守の論争で、非常にくだらない。どちら側にも、与したくない。もっと、事実を見るべきではないのか。伊藤詩織氏は、もうすでに違った形の権力を持ち始めている。そのことに、伊藤詩織氏を誹謗、中傷する人も、伊藤詩織氏を無条件に擁護する人も全く気づいていない。過去裁判において、「名誉棄損に当たらない」という判決が数多くある。創価学会の「月刊ペン事件」だ。創価学会池田大作氏のスキャンダルが、「私人の生活上の行状であっても、公共の利害に関する事実」としながら、池田大作氏のスキャンダルを暴きたてた、被告らは有罪判決を受けている。この「月刊ペン事件」においては、被告らの証言に信憑性があるにもかかわらず、敗訴した。裁判所が、巨大権力の「創価学会」に忖度したように思えてならない。他にも、「名誉棄損」の判決で納得いかないものが、あまりにも多い。伊藤詩織氏は、漫画家のはすみとしこ氏、杉田水脈氏らと現在も係争中である。裁判の結果は、もうすでに見えたも同然である。今回の事件は、完全なデマであったかもしれないが、伊藤詩織氏だけでなく、女性の人権を全面的に押し出してくると、裁判の公平、中立が失われる可能性が出てくるように思えてならない。