孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

本郷直樹さん亡くなる 大手芸能事務所「バーニングプロダクション」の闇

俳優の本郷直樹さんが亡くなった。芸能事務所「バーニングプロダクション」の所属第一号タレントとして、売り出しだ。「燃える恋人」で歌手デビューして、その当時のアイドル的存在であった。しかし、その後、人気は低下し、時代劇や2時間ドラマに出演するようになる。また、度重なる病気という不運が重なる。本郷直樹さんの人生は、芸能界の光と影を映し出すように思えてならない。虚飾に満ちた芸能界で、一度は、売れっ子になりながら、人気が低迷するということは良くあることである。しかし、当人にとって、あまりにも過酷な人生ではないだろうか。本郷直樹さんを売り出した、芸能事務所「バーニングプロダクション」については、ネット上で様々な良からぬ噂が流出している。おそらくその大半が、真実だと思う。芸能界と暴力団は、切っても切れない関係であることは、古くからの慣習として受け継がれて来た面もある。2019年に吉本の闇営業問題が社会的に話題になった。吉本興行は、今後、反社会的勢力を排除し、コンプライアンスを徹底するなどの方針を打ち出した。これほど、馬鹿げたものはない。聞き心地の良い言葉で問題の本質を回避する、卑怯な手段でしかない。「バーニングプロダクション」と聞いて忘れられない事件は、「北野誠氏の、サイキック青年団での舌禍事件」だ。私は、この北野誠氏の「サイキック青年団」の大ファンで、高校生の時、大阪梅田の旭屋書店でのイベントに何回も参加したことがある。北野誠竹内義和氏の毒舌トークは、大変魅力的なものだった。両氏のトークを「他人を誹謗中傷」すると捉える人がいるが、私は、違うと言いたい。「サイキック青年団」で槍玉に挙げるのは、弱い人間ではなく、政治家、大手芸能事務所、大物芸人と言った権力者である。権力者を揶揄することは、ある意味、言論の自由の一形態として許されるべきだと思う。北野誠氏は、「バーニングプロダクション」の社長の周防郁雄氏を誹謗したとして、メディアに責任を問われた。その結果、「サイキック青年団」は終了し、芸能生活は著しく制限されることになった。現在、SNSで他人を誹謗中傷することに、規制がかけられ始めた。このことは、非常に憂うべき問題を孕んでいるいるように思う。権力に対して、激しい批判をすることが、「誹謗、中傷」に該当すると、拡大解釈されてしまうことだ。言論の自由が侵害されて、真実を語れなくなることは、絶対あってはならないことだと思う。