孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

警察官は上級国民か? 和歌山県警「紀州のドン・ファン」盗撮警察官は書類送検という軽すぎる罪状

12日、「紀州ドン・ファン」で上京中に、逮捕された讃岐真生容疑者が、書類送検された。この事件、当初は、女性ともめごとになって、傷害で逮捕された。しかし、後の捜査で、「酒を飲んでムラムラ」して女性のスカートの内にスマートフォンを向けて盗撮しようとすることが分かり、東京都迷惑防止条例違反で逮捕された。これは、極めて悪質な犯行で、数ある警察不祥事でも、特筆するべき事件だ。世間を賑やかしている、「紀州ドン・ファン事件」にこのような、不心得な警察官が捜査に関与していたことは、誠に許し難い。和歌山県警は、何らかの釈明をするべきである。世間が忘れた頃に、「書類送検」で済ませようとするのは、身内の犯罪に甘い、警察一家の体質を如実に体現しているだろう。もし、同じようなことを、一般企業に勤めている人間がしたなら、もっと社会的制裁を加えられて、家族も地位をすべて失ってしまう。警察官が、犯罪を犯しても、警察組織に守らて、表沙汰にならなかったりするのは、あまりにも理不尽のように思えてならない。不祥事警察官の処分の軽さについて言及した本として、「見えない不祥事ー北海道の警察官はひき逃げしてもクビにならない」小笠原淳著が非常に参考になる。和歌山県警でもう一つ、不可解な事件あった。2020年に和歌山東署の副署長などを務めた元警察官が、自称風俗業の男から、250万円を脅し取られるという事件が発生している。自称風俗業の男は、「元警察官がヤクザから金を借りて返していないと言いふらして、近所に住めないようにしてやる」と言って、250万円を脅し取った容疑で逮捕された。この事件、警察と反社会的勢力が如何に、不適切な関係を保持しているかを象徴するものである。和歌山東署管内には、新内という和歌山県内最大の繁華街がある。当然、東署の幹部たちは、暴力団と親密になる機会があるだろう。この250万円を脅し取られた、68歳の副署長も現職中に。そういった付き合いがあったことは間違いないだろう。この事件なんか、もっと問題視するべきなのに、250万円を脅し取った風俗業者を逮捕して、何事もなかったようにする。地元マスコミも、何一つ疑問を感じることなく、警察寄りの報道をする。昨年、和歌山県警の本部長に着任したキャリアの、記者会見での、「悪いやつは、許せない」という言葉が、むなしく響くだけである。