孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

40年前から「恋愛強者は3割」「若い頃俺はモテた」と言いたがる武勇伝おじさん

独身研究家の荒川和久さんが、面白い報告をしている。恋愛力のある人間は、いつの時代も一定の割合しかいない。具体的には、大体男女ともに、3割しかいない。これを「恋愛強者3割の法則」と荒川和久さんは、名付けている。私も、この意見に同意するが、3割という数字は、大きすぎて、実質的には、1パーセントにも満たないのではないだろうか。世の中の大半の男は、結婚してようが、なかろうが、「モテない」のである。バブル期のおじさんたちが、「俺の若い頃は、女にモテたというのは、どうも、女性の友人を恋人だったことに、脳内変換してしまっている」と指摘している。バブル期に多くの男性が、恋愛を謳歌していたとういう、世間のありふれたイメージに対する鋭い批判で、的を射ている。荒川和久さんが、主張している、「若者が、草食化したから結婚しない若者が増加したのではない」という見解は、もっと世間に認知されるべきだと思う。草食系男子という言葉は、深澤真紀らが作り出し、女性雑誌などで使われ始めた。その結果、イマドキ女子の都合の良い男性像が世間に流布されてしまった。草食系と呼ばれる男子は、恋愛に消極的なのではなく、実際はイケメンで、恋愛強者であることが多い。20歳代から50歳代の未婚男女5万人に対して、現在恋人がいるかどうかという調査の結果によると、どの年代も女の方が、10%高いという数字が算出された。荒川和久さんの、「結婚したくても、340万人もの未婚男性には相手がいない、男余りの現象」という記事を裏付けるものである。これらの記事を読んで痛感させられるのは、「いつの時代も、ほとんどの男は恋愛弱者であるけれど、一応結婚は出来た」ということだ。生涯未婚率が、異常なまでに高くなり、結婚どころか、恋愛すら出来ない男性の存在が、当たり前になったことを、もっと問題視するべきだと思う。団塊の世代ぐらいまでは、まじめに働いていれさえすれば、結婚はできた。何故なら、女が男の顔についてとやかく、品定めしなかったからである。はっきり言って、イマドキ女子の男の顔への条件はえげつないものがある。そうして、男を品定めしている、女に、自分の顔を鏡で見なさいと言ってやりたいぐらいだ。