孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

疑惑の作家「門田隆将」と門脇護はアンチ創価学会が気に食わないだけで、公平性を欠く

疑惑の作家「門田隆将」と門脇護という本を読んだが、全くの期待はずれ。私は、門田隆将が嫌いだ。ウルトラ保守思想の立場で言論活動してて、自らの著作の中で、「無罪判決」を下す、人権派の裁判官を必要以上に、こき下ろしているからだ。一般的に、裁判官は、「疑わしきは被告人を利益に」という刑事裁判の鉄則を遵守するべきである。しかし、わが国の司法は、有罪率99、9%という恐ろしい数字を示している。裁判官にとって、無罪判決を下すことは、それなりの覚悟があってのことで、最高裁判所の顔色をうかがっている「ヒラメ裁判官」とは、違い、意識の高い裁判官である。門田隆将は、余程、リベラルなものに対して嫌悪感を抱くのだろう。疑惑の作家「門田隆将」と門脇護は、そんな作家をどのように、解剖してくれるか、楽しみにしていたが、中身は、あまりにも薄っぺらい。要するに、門田隆将が、週刊新潮に在籍中に書いた、創価学会の記事が気に食わないという、著者の私怨に過ぎない。週刊新潮は、ずっと昔から、創価学会を批判し続けてきた。その週刊新潮のスタンスは、評価できると思う。柳原滋雄は、創価学会員である。過去には、稲山三夫というペンネームで、「拉致被害者日本人妻を返せ北朝鮮問題と日本共産党の罪」という本を書いている。拉致問題を含む日朝問題の解決に大きな役割を果たした日本共産党を殺人などと、中傷攻撃して、名誉を棄損したうえで、本の半分のページにわたって、「赤旗」などの日本共産党の刊行物を盗用して、著作権を侵害している。このような作家の盗用を論じる資格があるのかはなはだ疑門。疑惑の作家「門田隆将」と門脇護の中で、創価学会が絡んだ事件が出てくるが、いづれも、門田隆将が週刊新潮の記者時代に書いたもの。1994年北海道大滝村日蓮宗の住職が、運転する車が、創価学会員の運転するトラックと衝突して、住職が死亡した。週刊新潮は、「大石寺僧侶を衝突死させた創価学会幹部」という特集を組むが、創価学会に訴えられて、裁判で敗訴する。もう一つは、1995年に発生した、東村山市議会議員の朝木明代さんが、ビルから転落した事件。不可解な事が多く、自殺説は到底成り立たない。創価学会が犯行に関与していることを、裁判所は、認めていない。娘の朝木直子さんは、母親の後を継いで、東村山市議会議員になられている。創価学会が関係した事件は、数多いが、タブー視されて、メディアはもちろん、ジャーナリストも追及しようとしない。門田隆将という作家は、批判されるべき人間であるが、疑惑の作家「門田隆将」と門脇護は公平なものではなく、読むに値しない代物だ。