孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

安倍前首相と工藤会を追求した、寺澤有さんのTwitterアカウント停止の件について

2019年7月にジャーナリストの寺澤有さんのtwitterが突然、アカウント停止になった。寺澤有さんは、警察批判の第一人者でもあり、私自身、非常に尊敬する方である。寺澤有さんは、山岡俊介氏とともに、安倍晋三が、工藤会を使って、対立候補の選挙妨害をした事実を追求されていた。所謂、「ケチって火炎瓶」という、ネットでは知る人ぞ知る有名な事件である。1999年に下関市長選挙において、安倍晋三事務所が、前科8犯の小山佐市なるいかがわし人物と、工藤会に、対立する候補を中傷するビラをまくなど選挙妨害を依頼した。しかし、500万円の報酬に対して、安倍晋三事務所は、300万円しか出さなかったので、怒った、工藤会が、安倍晋三の自宅や地元事務所に、火炎瓶を投げ込んだというものである。この事件について、福岡高裁は、「反社会的な犯行で極めて悪質」として、工藤会組員らに有罪判決を下し、選挙妨害の事実を否定した。司法が、政治家と反社会的勢力との関係を明らかにするどころか、事実を隠蔽したことは、許せない。そうした背景を知っていれば、先頃の「工藤会トップに対する死刑判決」を手放しに評価することは絶対できないはずだ。寺澤有さんのtwitterのアカウント停止になった原因も不可解な部分が多すぎる。2007年に、地下鉄東西線早稲田駅で、痴漢と間違われたことを苦にして、原田信助さんという青年が、自殺した。その原田信助さんの母である、尚美さんのtwitterに、「そんな精神弱いジャーブオスは、死んでよかった」というツイートが送られてきた。寺澤有さんは、尚美さんと知り合いであったために、その人物に対して、「あなたなんか原田信助さんの霊にたたられ死ねばいいのに」とツイートした。ツイッター社は、そのツイートを持ち出してきて、「特定の人物に嫌がらせをするルール違反」として、寺澤有さんのtwitterのアカウントを停止したのである。非常にまどろっこしいが、権力が、ツイッター社に何らかの圧力をかけて、寺澤有さんを脅したことは、間違いないと思う。寺澤有さんの警察批判は、あまりにも過激なものであり、警察組織にとっては、迷惑な存在である。寺澤有さんの言論活動を封じ込むには、良い機会だったのではないだろうか。ネット上での、表現規制が厳しくなってきている。警察の法律案には、そうした、自分たちの都合の悪いことを発言させないという意図があり、言論の自由が侵害されることが懸念される。