孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ひろゆき「宝くじ買う人は頭が悪い」は的外れ 何にでも口出す論破王は、現代の孔子か?

ひろゆきが、宝くじを買う庶民を馬鹿にした発言が、一部の人から批判された。宝くじを買う人たちを次のように皮肉った、「確率と投資金額からのリターンの計算ができない、頭の悪い人が、罰金を払う季節がやって参りました。売り上げの約40%が、公共事業などで使われるので、お近くの情弱に宝くじって夢があるよねと言って、散財させると吉です」「おいらの家庭も庶民ですし、グリーの田中さんも庶民だし、YouTuberヒカルさんも庶民出身。庶民から億万長者になった人は、起業家やYouTuberに大勢います。宝くじを買うとお金持ちになると考える頭の悪さのせいで、貧乏のままだと思います。」さすがに、この発言は、NGだと思う。宝くじが当たるなど考えて、買うはずがない。宝くじを買う人へのアンケートや行動経済学者の先生のご意見を聞くまでもなく、世間の暗黙の合意に対して、ひろゆきは、挑発したのだろうか。自分の家庭が、庶民で、ホリエモンや起業家も、庶民だけれど、社会的地位と名声を得たと、自慢したいのが、見え見えである。2ちゃんねる創立者であり、その柔軟な発想とセンスは、凄いし、才能のある持ち主であることは、間違いないだろう。ただ、ありとあらゆる問題を、ひろゆきに、お伺いたてる、ネットメディアの風潮に違和感を感じてならない。私は、「論破する」という言葉が嫌いだ。言い負かすことによって、ひろゆきの見解が、一般的な考えに収斂されてしまう危険性があるように思えてならない。反対意見を封じることは、多様性を認めないもので、言論の自由を侵害する可能性があるのではないだろうか。ひろゆきは、そもそも一貫した思想を持たない。その時々の感覚で発言しているだけである。専門家の難解な御意見よりも、若者受けするのは、そのためである。専門家は、アカデミックな言葉で、語るが、ひろゆきの語りは、誰にでも分かりやすい。しかし、ひろゆきが語ることを、孔子の格言のように有り難く拝聴するのは、いかがなものかと思えてならない。