孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ビートたけし「Nキャス」をやっと降板 芸能界は「殿」を持ち上げ過ぎた

12月14日ビートたけしが、2022年3月末で、「新情報7dayニュースキャスター」を降板することを発表した。この降板で、たけしにとって生放送での出演が、13年で幕を閉じることになった。遅きに失した感じがしてならない。体調不良と言われているが、ビートたけしが、テレビ界に君臨することは、百害あって一利なしである。映画も作り、気の利いたコメントもする、頭の切れる芸能人として、芸能界のトップに立ち続けてきたが、綻びが見え始めたのは誰の目にも明らかである。9月4日には、元住吉会の男につるはしで襲撃をされた。この時のビートたけしの対応が、あまりにも日常の振る舞いとかけ離れたもので、うんざりした。やくざ映画を製作してきた者とは、思えない弱腰。「映画のワンシーンみたいだったね」「ぎっくり腰になって、逃げるのに、のたうち回って、赤坂署に逃げ込んだ、場所を知っていて良かった」などと、信じられない発言ばかり。挙句の果てには、「しゃべりたいこと満載だけど、警視庁の方で捜査に影響があるので、黙っていてくれと」言い出す始末。うろ覚えだが、北野武映画で、ビートたけしが、警察官に向かって、「逮捕してみろよ」と啖呵を切るシーンがある。アウトレイジでは、あれだけ威勢の良い言葉で、凄むくせに、現実は、警察の言いなりというのは、違和感を感じてならない。また、デビュー作から世話になった、「バンダイナムコアーツ」とDVDなどの版権をめぐって、裁判で争っているのは、とても映画人のすることではない。本当の映画人であれば、自分の作品のDVDの売り上げなどといった些細なことにこだわらないだろう。最近の北野武作品が、くだらないのもその辺にあるような気がしてならない。「フライデー襲撃事件」については、ビートたけしに同情する声が多かった。百歩譲って、フライデーの発行元の講談社に、ひとりで抗議に行くべきだった。たけし軍団のメンバーを引き連れて、襲撃するのは、卑怯な振る舞いだ。横山やすしの、「ひとりで行け、どあほ」は、けだし名言だ。「Nキャス」だけでなく、芸能界を引退するべきだと思う。