孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

長嶋一茂 逮捕された男たちと映った写真を巡って週刊新潮に敗訴 不適切な交友関係を釈明するべき

週刊新潮の記事で、プライバシーを侵害されたとして、長嶋一茂が、発行元の新潮社に330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が、16日に東京地裁であった。中村心裁判長は、記事がプライバシー権を侵害を違法に侵害するとは言えないとして請求を棄却した。昨年の8月27日号で、有罪が確定した元会社員らとと長嶋一茂が写った写真とともに、「一茂氏は、深いお付き合いの彼の逮捕劇をどう受け止めているか」など書いた。中村裁判長は、長嶋さんは、元役員と親しい事実を公表されることで、一定の不利益を被ると指摘。一方、記事は社会に影響を与える立場の長嶋さんのコメントを、視聴者が適切に評価する材料を提供する、公益目的であると認め、「開示する必要性がある」と判断した。妥当な判決であると思う。週刊新潮は、長嶋一茂が、カジノ汚職で逮捕された、秋元司衆議院議員と淡路明人容疑者3人が仲睦ましく写った写真を掲載した。秋元司は、中国企業から760万円相当のわいろを受け取って、起訴された。そして、収賄が成立しないように賄賂側に偽証を求めた会社役員3人が、組織犯罪処罰法違反で逮捕された。そのうちの1人が、淡路明人である。週刊新潮は、関係者から次のような裏付けを取っている、「一茂さんも淡路さんのハワイ仲間で、知り合った経緯が分からないが、淡路さんのマンションで、一緒にゴルフをしたり、お互いの家族が集まったり、カウントダウンパーティーを開いていた」と。犯罪をもみ消すような、卑劣な行為をする人間と親密な交際をしていたとなると、倫理的な責任を問われるだろう。長嶋一茂ほどの有名人であれば、様々な人間と交際がある。偶然に、反社会勢力の人間と何かイベントで、食事を共にして、写真を撮られた場合は、許される範囲だと思う。しかし、家族ぐるみで交際していたとなると話は、まったく別問題だ。反省するどころか、「プライバシー」を侵害されたと、週刊新潮を訴えるのはあまりにも筋違いではないだろうか。最近、芸能人が、誹謗中傷されたと訴えるケースが増加している。週刊誌あるいは、個人レベルのSNS上の書き込みに対して、「事実無根のことを書かれて、名誉を傷つけられた」と彼らは、主張する。週刊誌も、根拠のない、デマを流すほど馬鹿ではない。SNS上で、誹謗中傷を規制する目的で、一般人が名誉棄損に処せられ始めている。これは、危険なことのように思えてならない。政治家、芸能人、評論家たちは、私たち一般人と違い、やはり権力も影響力もある。そんな彼らを批判するという、「表現の自由」が侵害される可能性が極めて高い。