孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

プロゲーマー たぬかな 「身長170㎝以下の男に人権はない」は男性蔑視社会の一事例に過ぎない

プロゲーマーのたぬかなが、15日ライブ配信中に自宅で、ウーバーイーツを利用した際に、男性配達員から連絡先を聞かれ恐怖心を抱いたというエピソードを紹介した。その中で、「背が低くて、多分165㎝くらいしかなかった、165もないんちゃうかな?その時点でもうないなって」と発言した。さらに、「170㎝ないと、正直人権ないんで、170㎝ない方は、俺って人権ないんだと思いながら、生きてください」さらに、「170㎝あったら人権がちゃんと生まれてくるんで」「ほんまちっちゃい男に人権があるわけないんだろお前、調子にのんな」などと、身長170㎝に満たない男性の人権を否定する発言を繰り返した。ネット上では、たぬかなの発言が問題になっている。これは、「身長が高いか低いか」という問題に収斂できない、現代的な問題を孕んでいると思う。偶然に、たぬかなは、恋愛対象の条件として、「男性の身長」を視野に入れていた。その配達員の男性が、たぬかなの恋愛対象にならなかったので、暴言を吐いたのである。乙武洋匡さんなんか、早速自分のことを引き合いに出して、「人権」について語っているが、ピントが外れていて、この問題の本質はもっと別の所にあるような気がしてならない。イマドキ女子は、男性を選ぶ際に、非常に高い条件を求める傾向がある。そして、自分の基準に達していない男性に対しては、あまりにも残酷な態度を取る。おそらく、そうした風潮が、恋愛に臆病になり、早々と異性と付き合うことを諦める男性を生み出しているように思えてならない。良く、女どうしが、恋バナになって、会社の同僚で、不細工な男性を「あり得ない」と一笑に付しているのが、その最たる例である。彼女たちにとって、スペックの低い男性は、どうでも良い存在で、ひとりの人間としてすら見做していないのである。恋愛や結婚において、男女の非対称性が生きづらい男性を追いつめている。選ぶ権利が、女にある時代では、男性は常に、商品化されている。たぬかなの暴言は、「身長170㎝以下の男に人権はない」であったが、他の女は、「その顔で、私と付き合うなどあり得ない、キモ過ぎ」と発言していることを念頭に置くべきだ。