水道橋博士と松井一郎が、トラブルになっているが、本当に維新の会は、自分たちに都合の悪いことを言う人間に対して、圧力をかけるのが好きなようだ。橋下徹が、大石晃子氏を訴えて、話題になった。さすが、弁護士であると言いたいが。橋下徹が、過去に敗訴した興味深い裁判がある。月刊新潮45の2011年11月号に掲載された記事に対して、橋下徹が訴訟を提起した。この記事は、精神科医の野田正彰氏が書いた、「大阪府知事は、病気である」と題したもの。橋下徹の日頃の言動と学生時代に生活指導に携わった先生の「平気で嘘を言う」などのエピソードをもとに、精神分析し、「自己顕示欲精神病質者」「演技性人格障害者」に当てはまると論評した。橋下徹は、新潮社と野田正彰氏を名誉棄損で提訴した。一審で、大阪地方裁判所は、110万円の支払いを命じる判決を下した。ところが、新潮社が控訴して、大阪高等裁判所では、橋下徹の請求を棄却した。高裁の判決は、「野田正彰氏の診断には、公共性があり、違法性の疑いもない」と指摘した。野田正彰氏は、まともな精神科医であり、その見立ては間違っていないだろう。「自己顕示」「演技性」などという難しい言葉を持ち出さずとも、橋下徹の自己顕示欲と詭弁を弄し、他者を攻撃する性格は、何らかの問題があることは自明だ。橋下徹は、政治家は公人であるから、批判や私生活を暴かれるのはやむを得ないという趣旨の発言を繰り返している。しかし、自分に対する報道に対しては、スラップまがいの訴訟で、言論を弾圧しようとする。今度の松井一郎が、水道橋博士を訴えると騒いでいる件を非常に大人げない。水道橋博士のツイート自体何ら法的に問題はないと思うが。大阪府の医療現場が大変で、過労死ラインで働いている人たちの立場を考えたことがあるのだろうか。大阪では、維新の会が圧倒的な人気を占めている。まるで、洗脳されているように。早く、維新の会の本質に気づくべきだと思う。