孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「ザ・ノンフィクション山奥ニート」娘の養育費をクラウドファンディングで募集 とんどもない行為 山奥ニートそのものが胡散臭い

2月20日に放送された、「ザ・ノンフィクション」の「山奥ニートの結婚 一緒に赤ちゃん育てませんか」がネットで過剰演出であると炎上している。番組の舞台は、最寄り駅から車で2時間の場所にある和歌山県田辺市の集落にある、シェアハウス「共生舎」。20代から30代のニートが互いの人生に干渉せずに、共同生活を送る姿を描いたドキュメンタリーで、今回は30代のももこさんと20代のアツシさんが結婚、出産で葛藤する。もともと法律事務所で事務の仕事をしていたももこさんは、かつて愛し合っていた夫婦がいがみ合う姿を目のあたりにして、人間が信じられなくなり、ひっそりと、どこか遠くで静かに暮らしていけたらと、山奥ニートを始めた。ももこさんは、共生舎で、子供を育てたい理由について、「子育てが大変だから、面倒を見切れない分は、他の住人に見てもらえないかなって」「10人いれば、誰かしら、ヒマな人がいるから」と説明した。また、娘の養育費を、クラウドファンディングで募集するということが、視聴者の怒りを拍車させたのだろう。ネット上では、フジテレビの「ザ・ノンフィクション」の過去のやらせ演出が問題視されているが、ノンフィクション番組には、「やらせ」がつきもので驚くことではない。「山奥ニート」は、一部の都会の若者たちに支持されている。都会の煩わしい人間関係の呪縛から解放されて、田舎で最低限度の生活水準で暮らすというスタイルが、新しい生き方と幻想を抱くのは個人の問題であるから、第三者がとやかく言う権利がない。しかし、現実は、そんなに甘くはないと思う。ネット時代だから、田舎に住んでも情報格差がなくて、都会と同じ条件で暮らしていける考えるのは大間違い。和歌山県田辺市でさえ田舎なのに、そこから車で2時間の場所は、どれだけ不便な事が多いことか。かつて、「ニート」と「ひきこもり」の違いが強調されたが、最近はボーダレスに使用されている。実感として、「ニート」と自称する人たちは、精神的にも安定していて、ごく普通の社会人とさして変わりない。本当に支援を必要とされるのは、高齢化したひきこもりだ。娘の養育費をクラウドファンディングで募集するというのは、「ネットさえあれば、何でもできる」という若者たちの思考停止状態を如実に体現しているように感じてならない。