孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

葛飾共産党ビラ配り事件 あまり理不尽な逮捕 警察の共産党への弾圧は度が過ぎた

2004年葛飾区のマンションで、日本共産党のビラを配っていた男性が住居侵入罪で逮捕された。このマンション内には、管理組合の名で、「チラシ、パンプレット等広告の投函を禁じる」という掲示があった。しかし、現状は、様々なビラが投函されている状態であった。逮捕された男性が、配っていたのは、ビラというよりも、日本共産党の「都議会報告書」「区議団だより」「区民アンケート」と返信用封筒であった。配り方も、非常に紳士的で、「入れて欲しくないなら、入れません。何号室ですか」と住人に確かめていたという。住人の一人が、警察に通報して、駆けつけた警察官に亀有署に連行された。そして、亀有署の警察官たちから、「私人による現行犯逮捕で、すでに逮捕されたいる」と告げられることになる。あまりにも出来過ぎたもので、あらかじめ男性を逮捕するシナリオが用意周到に準備されていたように思えてならない。通報した住人のは、警察用語を使っていたというのも疑わしい。「私人による現行犯逮捕」は、電車の中で、痴漢をされた女性が行使するケースが大半である。逮捕された男性は、突然のことで激しく動揺しただろう。この事件の裁判の第一審では、東京地裁で無罪となるが、控訴されて、東京高裁では、5万円の有罪判決が下された。最高裁判所も高裁の判決を維持して、男性は有罪が確定してしまう。判決文について、専門家たちは、学術的な言葉で、その違法判決を強調している。この事件は、明らかに警察が、共産党を弾圧した許し難いものだ。1986年の共産党幹部であった、緒方靖夫氏宅への電話盗聴事件は、神奈川県警の組織的関与があったが、横浜地検は、神奈川県警の圧力に屈し、生ぬるい処分しかできなかった。この事件で神奈川県警は勢いづき、やがて2000年代初頭に数多く不祥事が発覚することになる。現代も警察にとって、日本共産党は監視対象であることは紛れもない事実である。警察権力が肥大していく中にあって、このような違法捜査が行われる懸念があるだろう。