孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

探偵ナイトスクープ 何故これほど面白くなくなったのか 出たがりの素人ばかり 大阪的な良さが微塵もない番組になった

探偵ナイトスクープ」という関西では、爆発的な人気番組がある。私も、中学、高校生時代、この番組のファンで、毎週金曜日の夜は楽しみにしていた。しかし、司会を務めていた、上岡龍太郎が辞めて、西田敏行が局長になった頃から、面白くなくなってきて、特に最近は、とても鑑賞に耐えうるものではなくなった。いったい、どうしてなのだろうか。2月に放送された、「チラシを配って、婚活をする男」という回は、あまりにも酷い内容であった。自分の年収を書いた、チラシを配っている男性のキャラは、見る前から想定できた。適当な女を連れてきて、この男性とデートをさせる。そして、最後に、ポロポーズをさせて、断られる。昔、とんねるずがやっていた、「ねるとん紅鯨団」という番組があったが、それとほとんど変わらないもので、時代錯誤も甚だしい感じがした。もう少し、ひねった内容にできないのかと、構成作家に言いたくなる。「探偵ナイトスクープ」がくだらなくなったのは、番組に依頼する一般視聴者の質が低下したからではないだろうか。「ただテレビに出演したい」という理由で、自分の小さい子供を出しにするような依頼者が増えた。昔の「探偵ナイトスクープ」が面白かったのは、素人が持っている面白さを、うまく引き出して、上質な笑いにまで発展させることが出来たからだと思う。例えば、1996年に放送された「大和川をボートで通勤したい」という依頼。これは、依頼者のサラリーマンが、どこにでもいる中年のおっさんで非常に親近感を持てた。また、「人探しをする」依頼が数多くあったが、昔の恩人や知り合いに、何十年ぶりに再会し、人の絆を感じさせて、心温まる内容になっていた。越前谷俵太、立原啓介、北野誠といった、吉本に所属していない、タレントが、探偵として出演していたことも大きい。越前谷俵太なんかは、マルチな才能があり、東京に進出できずに終わってしまったのは、非常に残念である。「探偵ナイトスクープ」のみならず、在阪局の番組から、「大阪的な良さ」が消えてしまった気がしてならない。