孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

堀江貴文 生活保護受給者に対する偏見と差別が甚だしい 「生活保護受給者は図書館にたむろしては困る」という趣旨の発言は問題である

ホリエモンこと堀江貴文は、生活保護受給者に対して、偏見と差別を持っている。彼は、これまで折に触れて、そうした発言をしてきた。まず一番有名なのは、2017年12月に、生活保護世帯の子供たちの大学進学を支援する一時金を支給するとした政府の方針について、持論を展開したことだ。堀江貴文は、次のように、主張している、「既存の大学の枠組みを残すための税金の無駄使い、優秀な学生は返さなくて良い本当の奨学金が、すでに支払われる枠組みがあるんだから、優秀でもない学生が、わざわざ行くところではないのに、補助金だすとかマジで、おかしい」と。そして、「税金で高等教育をあまり役に立たない人に施すのは、間違っている」と強調した。確かに、ホリエモンの言い分も理解できる。大学全入時代になって、大学そのものが、遊びの場に成り果ててしまった。就職までの4年間は、「遊ぶ場所」となっているのが現状である。真面目に勉強するのは、一部の偏差値の高い大学の生徒たちであるのも事実だ。しかし、勉強ができない、遊んでばかりの子供の大学進学を剝奪する権利は、国にないと思う。ホリエモンは、自分が私立のお受験校から、東京大学に進学した。東京大学出身者にありがちな特権階級意識以外の何物でもないだろう。また、2013年佐賀県武雄市の図書館を視察したことを「実話BUNKA」という雑誌で、「生活保護受給者は、図書館にたむろしては困る」という趣旨の発言をしている。佐賀県武雄市は、外部の業者に民間委託する図書館を作った先駆け的な存在。TSUTAYAで知られる、カルチェアコンビニスクラブが手掛ける図書館が、全国各地で増えてきている。図書館が、お洒落なカフェになって、サービスも向上して、集客を目的としたものであるが、負の側面も多い。従来の図書館には、確かに、ホームレスと思しき人たちが、異臭を放って、図書館の片隅に座っていた。そうした人たちの存在を悪視する声がある。ホリエモンの発言は、その延長線上にあるもので、ホームレスの人を汚物のように見做す露骨な差別感情の現れである。ホリエモンのような手合いが、メディアで偉そうな御託を並べる資格はない。