孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

北海道警察「安倍やめろ」のヤジ裁判 原告は勝訴したが 「ケチって火炎瓶」は闇に葬り去られてしまうのは許せない

演説中の安倍元総理にヤジを飛ばして、北海道警察の警察官らに排除されたとして、男女2人が、北海道を相手取り損害賠償を求めた裁判で、札幌地裁は、原告の判決を認め、道に賠償金の支払いを命じる判決を下した。札幌地裁の広瀬孝哉裁判長は、「生命や身体に危害を加えるなどの事件性があったとは確認ができない」「表現の自由を侵害し、違法と言わざるを得ない」として原告の訴えを認め、道に合わせて88万円の損害賠償を命じた。「安倍やめろ」と叫んだだけで、警察官に取り押さえられようなことが、まかり通るようなことは絶対あってはならない。極めて妥当な判決である。この裁判を支えた「やじポイ」の若い人たちの尽力が功を奏したと言えるだろう。しかし、北海道に88万円というより、安倍元首相に払わせるべきではないのかと思う。安倍元首相で一番許せない事件は、何といっても、「ケチって火炎瓶」ではないだろうか。1999年4月の下関市長選挙で、安倍首相の秘書だった佐伯伸之は、親交のあった建設会社社長の小山佐市に対立陣営への選挙妨害を依頼した。ところが、小山佐市は、見返りに満足できずに、佐伯伸之を恐喝して逮捕された。怒った小山佐市は、暴力団工藤会」系高野組組長に依頼して、安倍首相の自宅や事務所を計4回、「火炎瓶」で襲撃させた。これが、「ケチって火炎瓶」のあらましである。この事件については、メディアは全く触れようとしない。この事件は、暴力団、警察、政治家が、絡み合った非常にダーティなもので、取材することに及び腰になっているのだろう。山本太郎が、参議院内閣委員会で、安倍首相に質問しただけである。この事件について、深く追及していたのは、ジャーナリストの寺澤有さんと山岡俊介さん。「安倍晋三秘書が放火未遂犯とかわした疑惑の確認書」というタイトルで、アマゾンキンドルで本を出版した。寺澤有さんは、警察取材で定評のある作家で、一般的には知られていない。しかし、数多くの警察不祥事を追及してきた氏の功績は大きい。安倍首相の放火事件の本を出版すると同時に、寺澤有さんのTwitterのアカウントが凍結されてしまう。それも、訳の分からない理由で。おそらく、何らかの圧力があったことは間違いないだろう。「ケチって火炎瓶」は一部の人たちに注目を受けたが、このまま闇に葬り去られてしまうのは許せない。それにしても、安倍政権が残した負の遺産はあまりにも大きい。