日本全国どこのNHKの地方局には、正式のアナウンサーではない、キャスターやリポーターの女子が数人いる。キャスターであっても、夕方のニュース番組で、ニュースを読むことがあるのだが、非常に下手で、とても聞きづらい。おそらく、彼女たちは、東京や関西の大手テレビ局のアナウンサーの採用試験に落ちて、最終的に地方のテレビ局やラジオ局に採用される場合が多い。女子アナウンサーの競争率は、1000倍を超すという狭き門である。大学在学中から、アナウンススクールに通う。そこで、朗読の練習や正しい日本語の使い方などを徹底的に学ぶ。それだけではなく、就職試験の際に、他者と区別化するために、自分の付加価値をつける。その最たるものが、ミスキャンパスであったり、大阪で言えば「今宮戎神社の福娘」などだろう。容姿だけではなく、原稿を読むテクニックや、バイタリティーなど様々な能力をクリアーして、女子アナウンサーに採用されるのは、ほんのごくわずかの人間だけ。女子アナウンサーを諦めきれずに、NHKの地方の契約キャスターや地方の放送局を受験して、ようやく採用される。彼女たちを見ていると、非常に不愉快なものを感じてならない。ニュースを読むという基本的な事すらできないのに、「テレビに出て、ちやほやされたい」「あわよくば、有名スポーツ選手や芸能人と交際、結婚できる」といった打算が見え見えであるからだ。NHKの地方契約キャスターは、2,3年ですぐに変わる。あちらこちらの放送局を転々として、少しでも、条件の良いポジションを探そうとする。運の良い者は、タレント事務所に採用されたりすることもある。女子アナウンサーが、ちやほやされ始めて何十年も経つ。かつては、「フジテレビ」の女子アナウンサーのタレント化が顕著であったが、最近は、NHKも特に酷い状態になっている。桑子真帆といった男遊びが趣味のような不心得者が増えてきている。女子アナウンサーという職業に固執する裏にある、芸能界という虚飾の世界で、注目されたいという欲望は、非常に醜いものだと思えてならない。