孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

西田昌司参院議員 「日本で一番大事なのは、教育勅語と家族主義」と時代錯誤な主張 自身のマネーロンダリング疑惑はどう説明するのか?

自民党西田昌司参院議員は、3月23日の参院憲法審査会で、国民道徳の根源や教育の基本理念を、明治天皇の名で示した戦前の「教育勅語」を日本の伝統的価値観と評価した。「教育勅語」は、1890年に発布したもので、戦前の学校教育で生徒は、暗唱することを求められた。「教育勅語」なるものを公の場で、評価する、西田昌司の神経を疑う。この西田昌司は、いわくつきの人物であるが、弁護団から告訴されている。自由法曹団京都支部も弁護士20人が、2月28日に、自民党京都府渋連合会会長の西田昌司公職選挙法違反221条違反の疑いで京都地検刑事告訴した。告発の対象とされたのは、2019年の参院選挙と2021年の衆院選挙である。特に2021年の衆院選挙の直前に、西田昌司や地元議員と共謀して、京都府第1から第6区までの自民党公認の候補6人を当選する目的の選挙運動を依頼して、その報酬として、それぞれ現金50万円を供与した疑いが浮上している。西田昌司は、自身のYouTubeちゃんねるで、疑惑について説明しているが、心苦しい言い訳にしか感じられない。「教育勅語」だけでなく、道徳教育や戦前の価値観を提唱する超保守主義な人たちがいる。そんな人たちに限って、自らの足下をしっかりと見ていないことがあるのではないか。森信三という教育学者を、熱狂的に崇拝する人がかなりの数存在する。森信三という名前は、一般の人は知らないであろうが、「道徳教育」の第一人者として、その著作は、長きにわたって読み継がれている。Amazonの書籍部門でもかなりの売れ筋である。この森信三は、昭和18年京都盲学校でとんでもない差別発言をしている。内容は、「目が不自由なあたたちは、戦争に行けないから、その身分をわきまえろ」といったものだ。子供やその親に道徳を説きながら、一方で障害者には暴言を吐く。こうしたことは、高尚な御託を並べて、信頼されている人物にありがちなことである。「教育勅語」を日本の伝統的価値観と言いながら、自分がやっていることを棚に上げる。西田昌司をはじめ自民党内の超保守派の先生に共通の事のように思えてならない。