孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

蛭子能収 賭け麻雀で現行犯逮捕された時に「東尾修もやってるのに」と居直る 存在そのがサイコパス

蛭子能収さんは、ある意味凄いタレントだと思う。浮き沈みの激しい芸能界で、圧倒的な存在感を見せつけてきたことは、評価されても良い。私が、小学生時代に、同級生の誰かのあだ名を「蛭子さん」と呼んでいた。つまり、30年前に、蛭子能収さんは、子供たちの間でも知名度のあるタレントだったということになる。長きにわたる芸能生活の中でも、蛭子能収さんにも危機が訪れる。1998年11月20日に、行きつけの新宿のフリー雀荘で、麻雀をしていたところ、警視庁碑文谷署に賭博容疑で現行犯逮捕される。蛭子能収を含めて、その場に居た14人の客と従業員も逮捕された。記者会見では、「前科が付くことを知って、驚いたけど、日本人の10人の1人は、前科者と聞いて何だかほっとした。」と発言した。反省するどころか、「東尾修もやっているのに」と開き直ったとか。当面、芸能活動を自粛することになるが、蛭子能収さんは、再ブレイクする。「ローカル路線バス乗り継ぎ旅」での天然ぶりで、お茶の間に笑いの渦を巻き起こすことになる。「空気を読まない、予測不明な行動」は、意図的にしたものでない故に、蛭子能収にしかできない芸当である。最近の吉本の芸人が面白くないのは、「笑いを取る」という意思が見え見えで、作られた、不自然な笑いでしかないからだ。かつて、吉本興行の「天然素材」という集団があった。メンバーは、今でも活躍している、ナインティナイン雨上がり決死隊FUJIWARAなどである。「天然」の笑いの素質を持った芸人を発掘しようとした吉本の策略があったと思う。1999年に解散して、その後お笑い界は、M1ブームへと変遷していくのだが。「笑いを取る」ということが、いかに難しいことか。そうした現状にあって、蛭子能収さんの存在は凄いものだと思う。本業は、漫画家で、お笑いとは無縁。映画やテレビドラマに出演しても、脇役なのに、主役を食うぐらいの存在感を示すのは、並大抵のことではない。蛭子能収さんのはまり役は、市原悦子主演の「おばさん刑事シリーズ」だ。市原悦子の夫役で、売れないエロ漫画家は、最高に面白い。蛭子能収が書く漫画は、サラリーマンが血まみれになって路上に倒れていたりする非常に危険なものである。お葬式で笑う、人間のクズなどと囁かれるのも、そうした所にあるのではないだろうか。認知症と診断されたが、蛭子能収さんは、元々どこか普通の人と脳の配線が違うので驚きはしない。「ゆるゆる人生相談」で人々を癒すよりも、やはり蛭子能収さんの活躍の場は、テレビにあると思う。