孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

マツコ・デラクッス 「私立のお受験ブーム」に疑問を呈する 素晴らしい教育論 秋篠宮家の悠仁さまの高校進学問題にも通底すると思う

マツコ・デラクッスが、「5時に夢中」に出演して、首都圏や大都市でのお受験などで早期から結果を求められる子育てに疑問を呈した。マツコは次のように、語った、「結構、東京でいいところの私立の学校を小学校くらいからきたヤツで大成した人を見たことなくない?結構、周りで、すごいことをやっているのって、田舎の公立高校とか出て、大学に東京から出てきたりした人の方が意外と世間のリーダーみたいになっている人が多くて」「東京のお受験など見えている景色の中で競争することはするけど、車に轢かれたカエルとか見ないわけじゃない?田舎なら勉強も頑張っている子もいて、カエルが轢かれて、グチャグチャになっているところを見て、ワッみたいな何かを感じるられることもあるじゃん?」マツコ・デラックスの発言は、少し咀嚼ないと分かりづらい部分があるが、極めて正論だ。東京では、「中学受験」が最ブームらしい。学歴社会でもなくなったのに、「私立中学校」をお受験させる親が増加している。原因は、2つ考えられると思う。まず、一流大学に進学するため。東京大学の合格ランキングなんか見ると、上位がすべて私立高校で占められている。かつては、公立高校からでも、東京大学に合格できた。しかし、受験システムが大きく変わり、私立に進学しないと、東京大学を中心に、国立大学の医学部に合格できないこと。もう一つは、公立高校で、子供がいじめられはしないかという心配。確かに、受験を目的とした教育の私立は、公立よりもいじめの発生率は低い。しかし、実際は、私立でも、いじめがあり、陰湿な場合も多い。マツコ・デラックスの「グチャグチャになったカエル」という言葉を使ったのは、公立学校には、勉強のできる子供、不良っぽい子供、いじめられている子供など共存していることを言いったかったのだと思う。私立だと、お金持ちで、純粋培養されて無個性な子供ばかりで、視野が狭くなるは必然。ただ、マツコ・デラクッスの発言の「田舎の公立高校とか出て、大学に東京からで出てきた人の方が意外と世界や世間のリーダーになっている人が多い」というのは、少し違うと思う。悔しいかな、東京都出身で、私立中学、私立高校、一流大学というコースをたどった人間が、各分野で成功しているのは紛れもない事実である。そもそも、「上京」して、一旗揚げるという考えが、今の若者にはない。政治家、官僚、一流会社の社員が、「私立のお受験校」で純粋培養されていることは、危険なことである。挫折を知らない人間に、社会的弱者の痛みなど理解できるはずがない。想像力が欠如したエリートが日本を動かしているのが、現状ではないだろうか。