孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

笑い飯哲夫 学習塾を経営 貧困と教育格差という理念は立派であるが 仏教をかっじたりして本業は芸人であることを忘れている

笑い飯の哲夫が、8年ほど前から「寺子屋こやや」という塾を経営していることが、話題になっている。この塾は、偏差値の高い学校を受験するための塾ではなく、子供の能力に応じた指導をする補習塾である。だから、「寺子屋こやや」と名付けて、庶民的な雰囲気をアピールしているのだろう。近年、教育格差が問題になっている。親の年収と子供の学力が、相関関係にある。裕福な家庭の子供は、塾にも通い、高度な教育を受けることができる。一方、貧困家庭の子供は、環境が悪い上に、塾にも通わせてもらえない。こうした、状況で、学力格差が生じてくるのは、必然だと思う。しかし、そうしたことは、一面的な部分もある。何故なら、貧困家庭に生まれ育っても、現代は、大学進学を断念せざるを得ないという訳ではない。本人のやる気次第では、偏差値の高い大学に合格できる可能性は絶対にある。また、日本は偏差値至上主義から脱却しつつある。たとえ、東京大学を卒業していても、即戦力がなければ、企業にとっては、お払い箱に過ぎない。「有名大学を卒業しているのに、そんなことも出来ないのか」というようなパワハラを受けて、精神を病む高学歴の人間が著しく増加している。高学歴が、かえって、社会適応を妨げていることも念頭に置くべだ。哲夫の「寺子屋こやや」では、小学生コースが、月5500円。中学生コースが、月1万円。基本的には、1万6千円を超えない。大阪市の塾代助成事業が、所得に応じて月1万円を上限として、塾代を助成としているので、それを使うことができるらしい。また、売れる前の大卒の芸人に先生をやってもらっていると、哲夫は言う。大阪市の塾代助成金を使っても、全ての子供たちが、哲夫の塾に通えることは絶対あり得ない。そうだとすれば、庶民のために開かれた、人情溢れる塾とは言い難いのではないか。一番、腹が立つのは、売れる前の大卒の芸人を塾の講師として採用するというシステムだ。ここに、哲夫の打算が見え隠れしてならない。哲夫は、仏教にも傾倒していて、本まで出版している。本当に、仏教が好きなら、吉本も、芸人も辞めて、頭を丸めて、出家しろと言いたい。芸人は、サラリーマンと違って、副業なんかするべきではないと思う。一般社会では、はみ出し者でも、芸能界でしか通用しない人間性のようなものがなければ、本物と呼べないのではないだろうか。笑い飯の哲夫は、そうした意味で、芸人失格である。