孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「壁ドン」教育で恋愛弱者を救うという 内閣府の提案は馬鹿馬鹿しい しかし「モテ格差」が深刻なことは事実で解決のしようがない

恋愛支援のため、教育に、「壁ドン」を組み込むことが、提案された内閣府の研究会が批判されている。問題となったのは、成蹊大学の小林盾教授が、「恋愛格差社会における支援の未来形」と題した資料に沿って説明し、「男女とも恋人が多いほど、結婚し、豊かで、幸せ」として、恋愛支援のため教育に、「壁ドン、告白、プロポーズの練習、恋愛ゼミ」などを組み込むことを提案した。「壁ドン」は、男性が、女性を壁に追いつめ、壁に手をついて強引にせまること。資料には、小林盾教授の著書を引用する形で、「男女とハンサム、美人ほど恋愛経験豊富」「男性は、80キロ、女性は、60キロ超えたらもう恋愛の資格がない」など書かれていた。「壁ドン」だけでなく、告白、プロポーズの仕方を教育させるという発想そのものが、無意味なものであると思う。恋愛などといったものは、自分で体験して身に付くものであって、マニュアルなど一切役に立たないだろう。しかし、そうしたことを内閣府の研究会で議論しなければならないほどに、「モテ格差」が大きくなっていることは事実だ。小林盾教授の主張していることも、実際には一理ある。「男女とも恋人が多い人ほど、結婚し豊かで、幸せ」というのは、全く間違っていない。結婚どころか、恋愛すらできない恋愛弱者男性の存在が、社会の中で、不可視なものとされてきた。彼らを救済しようとする姿勢は、ある程度評価できる。しかし、対処策はないと思う。何故なら、やはり、過剰なルッキズムにある。恋愛や結婚において、女性が、選択肢とするのは、「男性の顔が良いか否か」のみだからだ。婚活にいそしむ男性から、「顔が悪いから、話しすらさせてもらえない」といった嘆き声を聞くことがある。これは、イマドキの恋愛事情をリアルに体現している言葉である。それほどに女が、「男の顔を商品化」していること。「モテ格差」を生んだ原因は、このことに尽きると私は思う。女の方は、「見た目」を気にしなくて良い。何故なら、男は、顔で女を選ばないからだ。こうした醜い現実を、フェミニストたちは直視しないどころか、恋愛弱者男性の差別に加担している。