孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

レンタルなんもしない人 海外でも注目  依頼する人の気持ちが分かりかねる 同時に胡散臭い気がしてならない

自分を貸し出して、何もしないサービスを提供することで、報酬を得ているレンタル何もしない人こと、森本祥司に米国紙が、密着取材した。「レンタルなんもしない人」こと森本祥司が提供するのは、指定された場所に行き、何もせずに、ただそこにいるというサービスである。レンタルさんの愛称で知られ、著作も3冊もあり、メディアでも紹介されて、一躍有名人になった。レンタル料は、1万円で、依頼者に対して、アドバイスせずに、「ただそこにいるだけ」だという。「レンタルなんもしない人」は、「ドキュメント72時間」や「ザ・ノンフィクション」というテレビ番組が取り上げた。テレビを見た感想として、日本の若者がどうしようもないほどに孤独であるということを再認識させられた。悩みがあれば、友人に相談するのが普通なのに、それができない時代というのは、やはりどこかおかしのではないだろうか。自分の本音を曝け出せば、友人関係が損なわれるとうのであれば、本当の友人と言えるのか。イマドキの若者のコミュニケーションの在り方を象徴していると思う。子供の頃から、本音で付き合うことを避ける。「重たい関係で近づく奴は、イタイ奴と見做す」「軽く、広く、その場のノリで付き合うことを重視する」。若者にとって、友人は、「自分が、周囲から孤独ではないことを証明する道具」のような役割になっているように思えてならない。明星大学の藤井靖教授は、「友人や知人のやり取りには、どうしても不確定要素がつきまとう。でも、レンタルさんと会うときは、想定外のことは起こらない。現状を自分の手でコントロールできる」と分析している。要は、リスク回避をして、真正面から人と向き合うことが、時代錯誤なものになったということだろう。「レンタルなんもしない人」が、見るからに、頭のおかしい人であったり、外見の悪い男であったならば、依頼は、絶対に0である。際どい商売をしている人をメデイアが取り上げることに、私は、違和感を感じてならない。