孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

ウトロ地区を放火するヘイトクライム 犯人はごく普通の22歳の青年 ヤフーコメントに感化されネット右翼になっての凶行

2021年8月30日に京都府宇治市のウトロ地区の空き家に火をつけて、周辺の住宅を含め計7棟を半焼させたとして、有本匠吾容疑者が逮捕された。有本匠吾容疑者には余罪があった。2021年に名古屋にある在日韓民国国民団施設と韓国学校に火をつけた、建造物損壊罪などの容疑。そして、5日後の7月7日の奈良県大和高田市にある市民団体の建物への放火未遂容疑。いずれも、不起訴になっている。有本匠吾容疑者は、排外的な団体に所属していない、22歳の若者である。和歌山県の出身で、専門学校を卒業して、精神科病院に勤務するが、職場を転々としている。ネット上では、有本匠吾容疑者の顔が流出しているが、とても犯罪を犯すようには見えない。動機は、在日コリアンに「在日特権などの特別優遇がある」などのネット上のデマを信じるようになったことである。今回の事件でも、ウトロ地区が、特別に優遇されていると信じ込み、犯行に着手したと供述している。有本匠吾容疑者は、「ヤフーニュース」のコメント欄で様々な情報を入手するようになった。「無料ニュースを読めるヤフーを見ているとが多いので、コメント欄も目に入りやすかった。投稿には、反応が多いし、コメントに対する賛否評価も見られるので、ある意味偏りのない日本人の反応を知ることができる場だと思っていました」と語っている。どうしてネット右翼は、過激な言動を取るのだろうか。自分たちの思想が正義だと確信している所が、非常に質が悪い。ネット右翼は、社会的階層に関係がなく偏在している。無職でオタクで、誰れにも相手にされないから、陰謀論にはまってしまうという一般的なイメージが定着しているが、大きな間違いだと思う。一流企業で働いている、地域でそれなりの社会的信用があるネット右翼もかなりの数存在するだろう。有本匠吾容疑者の場合、どこかいびつな人間性を感じてならない。専門学校を卒業後、精神科病院に勤務したが、職を転々としている。精神科病院において、どのような職種で働いていたのだろうか。現時点では、分かっていない。精神科病院で患者を虐待するなどの事件が相次いでいることを考えると、そうしたことと無縁ではないと思う。ネット右翼の犯罪に対しては、厳重に処すべきである。