孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

和歌山県警パワハラ自殺 元署長と副署長が関与 余罪も数多く発覚 過去には盾で頭を殴った巡査部長も 警察組織に自浄作用は全くない

パワーハラスメントを部下の男性職員に対して繰り返したとして、和歌山県警警察本部は、和歌山北署の元署長と副署長ら2人を懲戒処分にした。処分をうけたのは、昨年3月から今年3月まで和歌山北署署長であった湊隆弘警視と副署長の馬倉実警視。2人は、いずれも依願退職した。発表によると、湊隆弘は、昨年の10月の幹部会議で、男性署員を「男性署員の担当課は、幼稚な行為が多い」などと叱責した。また、3月1日には所長室で「みんなから嘘つきといわれているぞ」と責めた立てた。同日、男性署員は、署内で自殺を図り、搬送先の病院で死亡した。また、湊隆弘署長は、別の署員、馬倉実副署長は、署員3人へのパワハラがを行っていたことが判明した。署長と副署長が、同時にパワハラで処分されるのは前代未聞のことである。大半のメディアは、警察発表をそのまま報道するので、和歌山北署内において、「いかなる陰湿ないじめ」がなされたいたことが非常にわかりづらい。今回の不祥事は、署内で自殺して、搬送先で死亡していることから、隠蔽することができずに、明るみになった。しかし、大半の警察不祥事は、恣意的に隠蔽されてしまう。報道される不祥事は、氷山の一角に過ぎない。「世間にばれなければ、不祥事ではない」といった認識が警察組織の常識であるからだ。和歌山北警察署は、過去にも「パワハラ」が起きている。2018年和歌山北署に所属する近畿管区機動隊分隊長の30代の男性巡査が、訓練中に、部下の頭を盾で殴打するなどの暴行を加えた。またこの男性巡査は、愛媛県で行われた障害者のスポーツ大会の警備をしていた10月20日に、移動中のバス車内で、居眠りをしていた部下のこめかみ当たりを殴った。男性巡査部長は、停職1カ月の懲戒処分という軽微な処罰しかなされていない。警察の「パワハラ」は、民間企業の「パワハラ」と比較にならない程に陰湿である。もともと権力欲の強い人間が集まっていることと、厳しい身分社会がそうした悪質なパワハラを生み出す土壌を作り出すのである。本来警察の不祥事を正すべきメデイアが、その役割を果たすどころか警察の犬になっているのが日本のメディアである。今後「パワハラ」どころか警察官の一般市民への人権侵害も見過ごされる懸念があるように思えてならない。