孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

有田芳生氏の「重信房子さんはどこにでもいた正義感ある女性」発言は全く問題ない 日和見主義的に政権を批判するのが当世風

立憲民主党有田芳生氏の「重信房子さんは、どこにでもいた正義感ある女性です」というツイートが非難されているが、全く問題がないと思う。重信房さんは、28日午前8時頃、長女や弁護士とともに、東京昭島市の東日本成人矯正医療センターから出所した。日本赤軍の最高幹部で、長年、中東など海外に潜伏しているとして国際手配されたが、2000年に大阪府で逮捕された。1974年のオランダのフランス大使館が占拠された、ハーグ事件の殺人未遂などの罪で、懲役20年の刑が確定し、刑務所に収監された。重信房子さんは、「生きて出てきたなという感じが強くあります。」「見ず知らずの無辜な人たちに対して被害を与えたことがありました。そのことについては、時代とは言えこの機会におわびします」と語った。学生運動華やかしき時代、多くの若者が、権力に対して、過激な暴力闘争で挑んだ。しかし、あさま山荘事件事件を契機に学生運動も沈静化して、若者たちは転向して、就職し、社会の一員として普通の暮らしを送るようになった。しかし就職もせず、一貫して非合法活動を続ける人たちが存在した。彼ら行動を全面的に支持することはできないが、変わり身の早さで、資本主義に飼いならされた人たちよりも、全てを思想に捧げて社会生活を放棄した人たちの「純粋さ」の方に、私は魅力を感じてならない。有田芳生氏が、言うように「どこにでもいた正義感の強い人間」だからこそ、思いつめて、極端な思想に殉ずるのではないだろうか。最近の若者は、怒らない。何故ならば、正義感がないからだ。政治や社会の問題について、ネット上で発言する者が多いが、借り物の言葉で溢れかえっている気がしてならない。また安全な地点から、政権を批判するだけの似非左翼もどきがあまりにも多い。極論すれば、左翼不在の時代になったと思う。本当の意味での「反権力」というスタンスを取れるほどの器の大きい人がいなくなったのは残念で仕方がない。警視庁は、坂東国男、佐々木規夫、松田久、奥平淳三、大道寺あや子、仁平映、岡本公三の7人の手配写真や似顔絵を使った動画を作成して、情報提供を呼びかけている。7人をいまだ逮捕できない警察の捜査力がいかに劣っているか実感させられる。