孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

就活の教科書 底辺の仕事ランキング 記事を書いたライターは視野狭窄で世間知らず 

大学生向けの就職活動、情報サイト「就活の教科書」が5月に掲載した底辺職とは?「底辺仕事ランキング一覧」が6月になってネット上で拡散されて、批判にさらされている。12の職業が名指しで挙げられている。「土木、建設作業員」「警備スタッフ」「工場作業員」「清掃スタッフ」「トラック運転手」「ゴミ収集スタッフ」「飲食店スタッフ」「介護士」「保育士」「コールセンタ―スタッフ」。これらの職業を「肉体労働」「誰でもできる」「同じことの繰り返し」などと明らかな「職業蔑視」に基づいて記事が書かれている。確かに、12の職業の中には、所謂「3k」と呼ばれる職業が含まれている。「ゴミ収集スタッフ」などがその最たるものであり、今日のような炎天下で、ゴミを収集するのは、大変である。しかし、ゴミ収集スタッフを生業にしている人の全員が、嫌々しているというのは、勝手な決めつけではないだろうか。「自分は、この仕事が好きでやっている。人と話をしたくないから、黙々と体を動かす仕事が自分には向いている」と思って、「ゴミ収集スタッフ」の仕事をしている人も多いと、私は、思う。この記事を書いたライターは、世間で流布されているイメージを適当になぞって、12の職業を羅列したのだろう。だとすれば、世間知らずも甚だしい。「働いていない」ひきこもりである私に労働観を論じる資格がないのだが。とりあえず、何らかの仕事をして、自分で食い扶持を稼いでいる段階で、私は、彼らに敗北していることになるだろう。ただ、記事を読んで、私の中にも、こうした「職業蔑視」が無意識にあることに気づかされた。「コールセンタースタッフ」を除いて、後の11の職業は、「スーツ」を着ない職業である。私は、「スーツを着る、着ない」ということに物凄くこだわりがある。ホワイトカラーでない仕事をしたくないという驕りやプライドがある。そのこだわりが、ハロワークに行っても、自分がしたい仕事を与えてくれないから、仕事をしないという短絡的思考に結びついているのだろう。