孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

朝日新聞の凋落 不動産収益において 「維新の会」に借りを作る もはやまともな大手新聞社はない

維新の会の勢いが止まることがない。2021年12月には、読売新聞が、大阪府と包括連携協定を結んだ。毎日放送は、元日の番組で、吉村洋文、松井一郎橋下徹の3人をゲストに迎えた、政治的中立性の欠いた番組を放送した。はっきり言って、在阪局のメディアが、「維新の会」に篭絡されている現状である。朝日新聞までもが、維新の会に借りを作っていることは、あまり知られていない。2012年6月大阪府大阪市の統合本部会議で、中之島が、大阪、新大阪などともに、重点的に開発される地域になった。その当時朝日新聞子会社である朝日新聞ビルディングは、中之島に、「中之島フェスティバルタワー」「中ノ島フェスティバルタワー・ウエスト」の完成を控えていた。「中之島フェスティバルタワー」と「中之島フェスティバルタワー・ウエスト」は、老朽化した大阪朝日ビル、朝日新聞ビルを取り壊して、ツインタワーを建てるという社運を賭けたプロジェクトであった。結果的に、この朝日新聞中之島プロジェクトで、大阪府大阪市が強力に支援した形になった。つまり朝日新聞は、「維新の会」に借りを作ったことになるのである。何故、天下の朝日新聞が、このようなプロジェクトに社運を賭けなければならなかったのか。その一番の原因は、販売部数の低下にあるようだ。ネットメディアの進歩によって、新聞そのもが、読まれなくなってきている。天下の朝日新聞もそうした社会情勢とは、無縁ではなかった。販売部数よりも、不動産収益に頼ざるを得なくなって、このようなプロジェクトを企画し、維新の会に借りを作る結果となったのだろう。前年に、朝日新聞系列の「週刊朝日」において、橋下徹を批判する「ハシシタ奴の本性」という連載企画をした。これは、橋下徹の出自に触れたもので、差別問題にまで発展した。この企画までは、朝日新聞は、「維新の会」を快く思っていなかったのだろう。しかし、この企画の失敗は目に見えていたことである。橋下徹をつぶすには、過激な方が良いというのは分かるが、出自に関わることを絡ませて書けば、必ず糾弾されることぐらい自明のことである。橋下徹のような手合いをつぶせなかった朝日新聞の脆弱さは、今に始まったことではないのかもしれない。最近の朝日新聞を読んでいるとその内容の酷さには、辟易する。日本の良識を象徴する朝日新聞の凋落は、メディア全体が、いかに劣化したかを証明していると思う。