孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

「プロフェッショナル仕事の流儀」にも出演した子育て研究のカリスマ友田明美氏 論文査読で不正に関与 その主張に科学的信憑性があるのか問われる

福井大学の60代の女性教授が、国際学術誌に投稿した自分の論文の査読に関わったとされる問題で、オランダの学術出版社大手エルゼビアは、著者と査読者の間に「不適切なやりとり」があったと認定し、この教授の論文を撤回した発表した。この教授は、福井大学「こころの発達研究センター」の教授である友田明美氏だと判明した。友田明美氏が、令和2年7月に投稿し、10月エルゼビアが発行する国際情報誌「サイコニューロエンドクリノロジー」に掲載された「母親の脳」に関する内容であった。友田明美氏は、「子供の脳を傷つける親たち」という本を書き、ベストセラになりー、メディアに露出し、NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に出演するほどのカリスマ小児神経科医である。友田明美氏は、「マルトリートメント」という概念を提唱する。親が、子供に危害を加える意図がなくても、言葉による脅し、ネグレクト、そして子供の面前でのDVなどの不適切な養育を一括して、「マルトリートメント」と呼ぶらしい。友田明美氏は、親の不適切な養育が、脳の部位に、どのような影響を与えるか、医学的、数学的に研究して、論文を数多く発表してきた。脳というものは、未知の領域であるためか、それを単純図式化してくれる学者が出てくれば、人々は、その学者の主張を鵜呑みにする傾向があるように思えてならない。かつて養老孟司が、「バカの壁」という本を書き大ベストセラーになった。養老孟司の言っていることは、とてもまともな脳科学とは言い難い。それなのに、人々は、安易に似非科学もどきに魅了されてしまう。こうした傾向は、今もずっと続いている。中野信子という科学者も新たに数多くのファンを獲得した作家である。友田明美氏は、「どのように、小さい子供と関われば良いのか」を世間に啓蒙して、子育て教育の第一人者になった。そもそも、子育てに正解などないと、私は思う。それなのに、似非科学に近い論調で言われれば、信用してしまう。「何が科学的であるか否かを」判断する目を養うべきだと思う。