孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

橋下徹 「君が代」不起立の教師に向かって「バカ教員が」と罵って 懲戒処分にする これこそ「言論の自由」、「思想良心の自由」の侵害ではないのか?

6月17日に、君が代の起立斉唱をめぐる対応を理由に、再任用を拒まれたとして、大阪府立高校の元教諭の男性が、府に約550万円の損害賠償を求めた訴訟で、最高裁第一法廷は、府の上告を退ける決定をした。橋下徹は、大阪府知事時代の2011年に、国家斉唱時に起立しない教員の処分基準を定めた条例を成立させた。これによって、2010年に府立高校の4人の教員を、2011年には、女性教諭2人を入学式や卒業式の国家斉唱時に、起立しなかったとして懲戒処分した。橋下徹は、その当時次のようなツイートをしている、「バカ教員の思想や心の自由よりも子供たちの祝福が重要だろ。だいたい、公立子学校の教員は、日本国の公務員で飯を食べさせてもらっている。国旗、国歌が嫌なら日本の公務員を辞めろって言うんだよ」と。公務員を仮想的に見做す、橋下徹の思想が如実に現れている。しかし、他人をこのように口汚く罵る輩が、大阪府の知事を務めて、そして今もメディアで偉そうなことをのたまっているのを見ると、不愉快極まりない。今回の裁判で大阪府が敗訴したことについて、橋下徹はまた弁解している。「府が負けたのは、君が代を起立して歌わせる条例がダメだと言われたからではなく、元教員を再任用しなかったのが、ダメだという話。実は、他の非違法行為でより重い処分を受けていた人も再任用していたのに、これは、不公平だろうということ」と説明した。そして、「僕は、イデオロギー的に、君が代は立って歌うべきだとは思っていない。条例でも府民にも、生徒にも強要していない。対象は、あくまで公立学校の先生だけ。しかも入学式や卒業式には、立って歌いましょうというもの。それは、僕が決めたのでなくて、教育委員会が決めたこと。それを守らないのは、ダメですよ」ということだと大見得を切った。本当に、橋下徹は、詭弁を弄することにかけては、天才的である。都合の悪いことでも、彼一流の「レトリック」で正当化してしまう。気に食わない人間には、「スラップ訴訟」を起こす。このような手合いが、「維新の会」を作り、大阪府民が騙されていることを問題視しないのだろうか。安倍晋三元総理が、襲撃されて死亡してから1日が経過した。メデイアの偽善ぶりには、辟易してしまう。手のひらを返したように、安倍晋三元総理を賛美し、「民主主義への挑戦」「言論の自由」を暴力で奪うことは許せないなどのチープな言葉の大合唱。安倍晋三が、何故襲撃されたかを検証することが先決ではないのか。橋下徹のように、社会的弱者を自己責任で切り捨て、気に食わない人間を平気で罵る。こうした権力者が跋扈する日本社会が果たして「民主主義」で「言論の自由」が保障されていると言えるのか、はなはだ疑問でならない。