孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

元高級ソープ嬢で今は尼さん 野寄覚令 令和の「瀬戸内寂聴」と呼ばれているが 胡散臭いこと極まりない

7月より毎日放送ラジオで「尼のよりんの朝の説法 千本ノック」という番組がスタートした。野寄覚令という尼僧が人生相談を受けるというのだが、際物で、ただ視聴率を稼ぎたいために企画した番組としか考えられない。最近、関西のテレビ、ラジオが本当に面白くなくなった。ワンパターンで、斬新さがまったくない。かつては、東京の洗練された番組に対抗する意図が明確で、非常に面白い番組があった。野寄覚令のプロフィールは、35歳の尼さん、元高級ソープ嬢、離婚、再婚、年子母とあまりにも過激なものである。父親は、実業家で裕福な家庭であったが、虐待を受けて育った。18歳で家を飛び出し、キャバクラや高級ソープで勤務したが、20歳の時に離婚した。そして、現在の夫に出会う。夫が先に仏門に入り、自らも後を追うように、出家する。師と仰ぐお坊さんがいて、そのお坊さんは、占いをして、人生相談をしているという。野寄覚令のインスタグラムのフォロワー数は、3万人を超えているそうだ。野寄覚令は、「重い相談でも大したことはないと思わないとだめなんです。不幸に同調しても何の意味もなく、幸瀬の方に共感させないとダメなんです」と自信を持って言う。「35歳で、高級ソープ嬢、そして今は尼僧」という代名詞を付けるのは本当に邪道である。そうしたタームを使えば、世間の人の注目を浴びることは必定。高級ソープで働いた経験があるから、人生経験が豊富であると、私はまったく思わない。昔の風俗業界で働かざるを得ない女性は、それなりの苦労を経験して、人間を見る目があったと思う。しかし、最近の若い女の子たちは、ホストに貢ぐためや、手っ取り早く、短時間で、高額のお金を手に入れることができるからという理由で、「風俗」で働いている場合がほとんどである。そうした事情を鑑みれば、「35歳、元高級ソープ嬢」という代名詞がいかに安っぽいもであることか。瀬戸内寂聴は、昨年亡くなったが、私の嫌いな作家であった。子供を捨てて、何が女の自立なのか。野寄覚令は、まだ世間にあまり認知されていないが、おそらくブレイクするに違いない。どうも、偽物と本物の区別がつかない人が多すぎるように思えてならない。本物と言われる人は、謙虚で絶対虚勢を張らない。しかし、現代は、偽物が支持を得られるようになってきたのではないだろうか。