孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

さだまさし マルチな才能を発揮する まさに「天才」と呼ぶにふさわしい人物 大学生が「さだまさし研究会」に入部するのも納得

さだまさしを見ていると、本当に「天才」というのはこの人のためにある言葉だと思う。月に1回NHKで放送している「今夜の生でさだまさし」という番組がある。この番組は、ラジオ形式で、視聴者からの手紙を読みながら進行していく。とにかく、さだまさしが、機関銃のように喋り続ける。歌手でありながら、芸人よりもトーク力があって本当に頭の回転が速いと毎回感心させられる。さだまさしは、マルチな才能の持ち主である。小説も書き、映画監督までやっているのだから凄い。しかし、29歳の時に制作したドキュメンタリ映画「長江」で約35億の借金を抱えることになってしまう。映画自体は、失敗作ではなかった。東宝洋画系の120館で上映すほどのヒット作である。35ミリ映画フイルムで撮影し、「長江」の源流域への立ち入り交渉が難航したため、撮影スケジュールが超過するなど、さだまさし自身が、妥協をせずに全力で撮影したため余計な予算が費やされたのだろう。「長江」を制作するきっかけは、中国への憧れと強い思いがあったからだ。さだまさしの祖母は、シベリアに渡り、ウラジオストクで料亭を経営していた。一方さだまさしの祖父は、中国からシベリアを股にかけたスパイであった。官憲に追われた祖父を祖母がかくまったことで出会い、ふたりは出会い男女の仲になったという。この話どこまでが本当の事なのかと思うが、さだまさしの家系には、そうした人が存在しても何ら不思議ではない。祖父母のことが「長江」を制作する原動力となったが、35億の借金を抱える羽目になる。しかし、そんなことでめげるさだまさしではない。その後も精力的に活動して、2010年に58歳で借金を完済する。30年かけて借金を完済したその度胸と根性は、筋金入りである。借金で押しつぶされたり、悪い方向に走る芸能人が多いなかにあって、「自らの芸」で借金を完済したのは、もっと評価されるべきである。早稲田大学に「さだまさし研究会」というものがある。現在は、早稲田大学だけではなく、東京大学、慶応大学、青山学院大学、など他の大学にも「さだまさし研究会」がある。早稲田大学の「さだまさし研究会」が一番有名で、本人も度々ネタにしている。若い人が、さだまさしに魅了されて、「さだまさし研究会」に入部するのも納得できる気がしてならない。