孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

工藤会 「シノギ」に困って東京進出 カタギの大学生を監禁して脅す 「死刑判決」の効果があったのか?

警視庁と福岡県警の合同捜査本部は、7月26日に男子大学生に全治2ヵ月の重傷を負わせたとして、特定危険指定暴力団工藤会」系組員の荒井幹太容疑者ら4人を強盗致傷の疑いで逮捕した。大学生は、容疑者の1人に120万ほどを借していたが、容疑者が返済を拒否した。それどころか、荒井幹太容疑者らと共謀して高級腕時計など奪い、国製高級車400万円を盗んだ。さらに、大学生をレンタカーに監禁して激しい暴行を加え、「カタギがやくざから金を回収するとは、何様だ。工藤会がどんな組織か知っているのか」と脅した。2021年8月に福岡地裁は、「工藤会」の野村悟総裁に、死刑。田上不美男会長に無期懲役を言い渡した。その際に、野村悟は、足立勉裁判長に向かって、「生涯このこと後悔するぞ」と脅した。「工藤会」への死刑判決は世間を震撼させた。あれから1年が経過した。この2人の被告は、今年の7月に弁護士を解任したという。今回の「工藤会」系組員らが大学生から金を返さず、居直って暴行を加えた事件について、暴力団の事情に精通している鈴木智彦氏は「シノギ」に困って、福岡から東京へと進出してくる可能性を指摘している。「工藤会」のみならず、「シノギ」は、どこの組にとって大変なものではないだろうか。暴力団対策法が施行された時、先見の明のある評論家たちは、この悪法を指摘したが、まさにその予測は的中したと言える。警察の暴力団対策は、どうも後手に回るのが世の常ではないだろうか。「工藤会」は、凶悪な暴力集団であるが、所詮地方の暴力団に過ぎない。警察が、本当に対峙しなければならないのは、「山口組」である。山口組が内部分裂して、さも抗争が激化しているかのように報道するが、実態はそれほどではないと思う。弘道会の一人勝ちである。警察は、これまで山口組を壊滅する機会が少なからずあった。それにも関わらず、今日に至って山口組が、やくざ社会のトップとして君臨している。ここに警察の山口組への弱腰が見て取れる。「工藤会」への死刑判決は果たして意味があったのか疑問である。