孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

統一教会より怖い者が存在する それは本物の霊能者や拝み屋さん 人間は地獄を見たら「見えない何か」にすがりたくなる

統一教会の報道には、はっきり言ってもう食傷気味である。これだけ、メディアが集中的に取り上げれば、市民に自民党統一教会の蜜月ぶりを周知させることに成功したと思う。そして、個別の悪質な霊感商法は、連日テレビに出演している弁護士たちによって、少しずつでも解決されていくだろう。日本のメディアというものは、弱腰で、皆が報道し始めれば、競って報道するという横並びの体質がある。統一教会について言えば、何十年も前から問題となっていたのに、どのメデイアも統一教会を恐れノータッチであった。そんな現状で、鈴木エイト氏のみが、危険な目に遭いながら、統一教会を追い続けてきた。今回の問題で、鈴木エイト氏が一番の功労者であり、エールを送りたい。メデイアの統一教会報道で一番欠落しているのは、「人は何故宗教を信仰するようになるか」ということである。山上徹也被告の兄は、障害を持って生れて来た。母親が、統一教会に入信した一番の原因は、そこにあった。偶々、信仰する宗教が、統一教会であり、壺を買わす、除霊をするなど、悪質な宗教団体であっただけである。世間の人は、「騙されるなんて、馬鹿な話だ」と一笑に付す。おそらく、そういう人たちは、地獄を見ていないのだと思う。人間は、自分の力でどうすることもできない不可抗力な不幸が次から次へと身に降りかかってきたら、何か目に見えない宗教のようなものにすがりつくものである。私自身の体験を語りたい。私の祖母が、民間宗教に凝っていた。所謂、街の拝み屋さんというものを崇拝して、その拝み屋さんと信者との親交に生活のすべてを賭けていた。お金は、一切巻きあげない拝み屋さんであり、どのように生きていったら良いのかという勉強会のようなものを開いていた。おそらく、社会には、そうした、霊能者、拝み屋さんと呼ばれる人たちが数多く存在するだろう。偽物も多い。かつて、テレビに出演した、冝保愛子や織田無道といった人たちはその最たるものである。しかし、本当に、「霊感があり、相談者の人生」を霊視してしまう不思議な能力を持った人が少なからずいる。相談料も、ごくわずかで、絶対に、統一教会のような悪質なことはしない。本物の霊能者は、本業を持っている場合が多い。趣味で、人の人生相談に乗り、アドバイスをする。私も祖母の血を引いたのか、宗教というものに非常に関心がある。「人間の運命はあらかじめ定まっている」「努力しても報われないのが人生である」という考え方をしている。私は、過去を振り返ってみると、自分の人生が悪運に見舞われ、押しつぶされてきた気がする。「あれだけ努力をして、真面目に取り組んだのに」何故、信じ難いアクシデントによって失敗してしまうのかということが、あまりにも多いからだ。そこで、霊能者に相談に行った。霊能者は、「直接的にあなたの人生は呪われています」と言わなかったが、話を聞いていると、どうも「人生が好転する打開策がない」ようなしゃべり方をした。私は、やはり「自分が思っていたように、悲運な人生を与えられた」と確信してしまった。また、別の霊能者の所に相談に行った。その霊能者も、何一つ私にとって良い事を話さなかった。もう霊能者遍歴を辞めて、「悲運であまりにも残酷な宿命」を受け入れるしかないと思っている所である。しかし、祖母の血を引いた私は、懲りずに何年後かにまた、拝み屋さんに相談に行くような気がしてならない。