孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

2時間ドラマの筋書きが分からない私の母親 銀行員、公務員など堅い仕事の人が「善人だと」見做す それでは「社会的弱者」の気持ちが分かるだろうか?

どうも、最近母親が、私に対して、信じられない暴言を吐くようになった。自分の体調が悪いと言って、血圧計を一日に何回も測っている。しかし、実際は、どこも悪くない。精神的なものであって、一種の強迫性障害のような症状に陥っているのだろう。その証拠に健康検査をしても、どこも悪くないらしい。むしろ、私の方がどこか悪く、長生きできないだろう。その母親は、「2時間ドラマ」や「鬼平犯科帳」のようなものを父と一緒に見ているのだが、父親に、いちいち「登場人物」の人間関係を聞いているのだ。父親は、文学青年であったために、妙な感受性を持っているため、娯楽のつもりでそれらのくだらないテレビを母親に付き合う形で一緒に見ている感じがする。母親は、田舎のお嬢様で育ったためか、どうも保守的な思考の持ち主である。そのためか、公務員や銀行員といったお堅い仕事に従事している人が「まとも」な人と思い込んでいる。そんな母親からしてみれば、「社会生活不適応者」の私など、「人間のくず」にしか思えないのだろう。「毒親」という言葉があるが、私の母親は、「毒親」ではなかった。私は、小さい頃は、真面目で、スポーツも勉強も一生懸命して、学級委員をしたり、非常に真面目な子供であった。しかし、幾多の不運が重なってしまい、自暴自棄になり、現在のような「みじめで情けない姿」をさらして生きている。私が真面目だった頃は、母親も愛情を注ぎ、「理想の母親」であったと思う。しかし、保守的な思考を持った人間というものは、挫折した人間や社会的弱者の気持ちなど理解できないどころか、理解しようとしない。以前にも書いたが、私の父親も教師、母親の父も教師、母親の兄である伯父も教師、伯父の伴侶も教師という教員一家に私は育った。伯父が、「赤旗」を期間購買しようとしたところ、祖父が猛反発したという。祖父も、典型的な田舎の自民党支持者であり、「共産党」などは、「アカ」でまともな人間が入党すると所ではないという「ウルトラ保守思考」の持ち主であったのだろう。私は、どちらかというと、父親の血を引いて、誰に教わるでもなく、「反体制」「リベラル」を好む思考回路に自然と育った。「二時間ドラマ」の筋書きや、登場人物の微妙な心の揺れ動きが分からない人間に、「社会的弱者」の気持ちなど分かるだろうか。ましてや人生に躓いて、身動き出来ない、息子である私の絶望感、焦燥感など理解できるはずがない。