孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

福島6人死傷事故 97歳の波汐國芳容疑者 著名な歌人で福島県文化功労章を受章 普段から車庫入れで苦労し車は傷だらけ 第2の「上級国民」か?

19日午後、4時45分頃福島市市道で、歩道を歩いていた調理員の川村ひとみさんが車にはねられ、頭を打って死亡した。福島県警福島北署は、20日に車を運転していた波汐國芳容疑者97歳を自動車運転処罰容疑で逮捕した。同署によると、波汐國芳容疑者は、川村ひとみさんをはねた後、信号待ちをしていた車3台の助手席側に、後方から次々と衝突して、車と街路樹の間に挟まって、停止した。この事故で他に20歳代から100歳代までの女性が軽傷を負った。波汐國芳容疑者は、地元紙「福島民友」の歌壇で選者を務めるほどの有名な歌人であることが判明した。大正14年の生まれで、短歌結社「潮音」に入社して、2007年に日本歌人クラブ賞受賞、2009年に福島県文化功労章を受章。そして、2017年には、歌集「警鐘」で第32回詩歌文化賞を受賞したという、華やかな経歴の持ち主である。近隣の住民の話によると、数か月前に、乗用車から軽自動車に乗り換えた。車庫入れに苦労して、車体は、傷だらけ。また、波汐國芳容疑者の家には、弟子が頻繁に出入りしていたという。池袋で事故を起こした飯塚幸三被告が、「上級国民」と騒がれた記憶が新しい。この事故も、同種のものであるが、あまり大々的に報道していないが、高齢ドライバーが、事故を起こすという意味では、現代的な課題を孕んでいる。質が悪いと思ったのは、波汐國芳は、東日本大震災で被害に遭われた方々の苦悩を歌に詠んでいることだ。歌人で、美しい言葉を紡ぎながら、自分の日常生活を管理できなかったのかと疑問でならない。高名な歌人で、弟子が波汐國芳宅に出入りしていたのであれば、誰か、「運転免許を返納した方が良い」などの忠告をしなかったのだろうか。車庫入れに苦労して、車体は傷だらけであったのだから、いつかは、今回のような事故を起こすことは予測できたはずである。波汐國芳は、運転免許証の更新の際には、認知機能検査では、問題が見られなかったという。そういう問題ではなく、97歳の高齢の老人が車を運転するのは危険で、弟子だけでなく、警察を始め、近隣の住民が、運転させないように促さなかったのが問題であると思う。42歳の女性が、暴走老人の車にひかれて死亡する。あまりにも理不尽で悲しいことだ。今後、認知検査に問題がなくとも、ある一定の年齢に達したら、免許を返納させる法制度の確立がいちはやく望まれる。