孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

神奈川県警の現職警察官が警察官襲撃依頼をした前代未聞の事件 「みかじめ料」などの利権を巡るトラブル 鬼畜の所業以外の何物でもない

2000年代初頭に、神奈川県県警は、相次いで不祥事が発覚した。その中で、あまりにも知られていない極めて悪質かつ許すまじき事件がある。1995年11月16日に、神奈川県警伊勢原署の地域課の巡査部長が、横浜市鶴見区の路上で3人の男にワゴン車に押し込められそうになって、拳銃で撃たれた。この警察官は、全治10日のケガを負った。その半月後に、主犯格の男と他の3人の男が殺人未遂で逮捕された。主犯格の男は、銃刀法違反と火薬取締法違反および傷害罪で起訴されて、実刑判決を受けて、2001年に出所した。主犯格の男は、「襲撃を依頼したのは、現職の神奈川県警の警察官である」と驚きの告白をする。その後の調べによって、襲撃の直接の依頼をしたのは、ある金融会社の社長であるが、背後で糸を引いていたのは、現職の神奈川県警県警の警察官であるという事実が判明する。襲撃された警察官は、捜査情報を教える代わりに、風俗店やゲーム喫茶、違法カジノから「みかじめ料」などを巻き上げていた。依頼をした警察官も、同僚で、同じようなことをしていた。しかし、神奈川県警の汚職グループの間で、トラブルが起こり、仲間割れの果てに、巡査部長襲撃事件に到った。主犯格の男が告白する決心をしたのは、逮捕されて、担当になった警察官に、依頼人の存在や県警の汚職の事を正直に話しをすると、県警側の態度が変わり、「裁判で真実を隠蔽することと、汚職に関わっていて、襲撃された巡査部長を辞職させる」ことを約束された。しかし、約束は果たされず、汚職に関わった警察官は、辞職せずに、閑職でありながら職に就いていた。約束を破られて、自分だけが不利益を被ったからである。この事件で驚いたのは、襲撃する警察官の自宅や通勤経路、勤務先交番の勤務ローテションから愛人の店、愛人の自宅までが書かれた資料をもとに、一か月間にわたって、尾行を続け、狙撃の機会を狙ったことだ。これほど、用意周到に準備がなされたのは、神奈川県警が組織的に関与していたことは明白であることを証明していると思う。この事件は、あまり知られていないが、警察官が、捜査情報を教える名目として、風俗業者と癒着することは、ある種の慣習になっている。特に、地方の田舎の警察では、暴力団とは蜜月で、不良警察官は、風俗業で「タダで遊んだり」ということが良くあることだ。毎日のように、警察官の不祥事が起きているのにも関わらず、メディアは全く報道しない。それどころか、警察の犬に成り下がって、「警察の提灯記事」しか書かない新聞記者しかいないのが実情である。「朝日新聞社」「毎日新聞社」その他リベラルを掲げるメディアが、日頃「人権」や「平和」と大文字の正義を唱えながら、警察組織にはへつらうのを見ていると、「本当の正義」とは何なのかと考えさせられる。