孤独死予備軍ひきこもり日記

ひきこもりが、日々の雑感を綴ります。

二階俊博 コロナ療養期間にも関わらず「県知事選挙」の応援に 地元メディアは「タブー視」挙句の果てには「ヨイショ本」まで出版する有様

11月10日の和歌山駅前には、和歌山県知事選挙に訪れた大物政治家や関係者が、大勢集まった。その中で最も注目するべき人物は、やはり二階俊博である。二階俊博は、予定時刻の30分前に到着した。そして、「岸本さんを推そうと、一丸となっていることを嬉しく思う。これからも、県政のために力を戴きたい」と県知事候補の岸本周平を応援した。今回の和歌山県知事選挙は、世耕弘成参議院議員が擁立した、候補が途中で、断念せざるを得なくなった事情がある。岸本周平は、旧大蔵省出身で、トヨタ自動車担当部長などを経て、民主党から衆議院議員になった人物である。本来であれば、二階派とは縁遠い人物である。しかし、岸本周平は、地元の各種団体に強力な影響があった。また、地元のラジオ番組に出演したり、街角に立って、県民に声をかける「独自の選挙スタイル」が好評を博して、非常に人気があった。政治の素人が見ても、今回の和歌山県知事選挙は、岸本周平の一人勝ちであった。そのため、二階俊博も、内心では気に食わない岸本周平を擁立する以外はなかったのだと思う。この辺に二階俊博の海千山千の政治家の凄みを感じる。しかし、看過できない事があった。二階俊博は、11月3日以降発熱の症状があり、5日に医療機関を受診したら、陽性であった。つまり、11月10日は、療養期間中であった訳である。それにも関わらず、和歌山まで駆けつけて、「ノーマスク」で選挙の応援に来たことになる。和歌山市では、「コロナ感染者」の「療養期間」は、「発熱日を0日として、7日間は自宅療養してください」と定めている。しかし、週刊誌フライデーが二階俊博事務所に問い合わせると、「感染症の専門医の指示のもと、東京都の定める療養期間のルールに従って、適切な行動を取っている」とコメントしただけ。しかし、東京都福祉局によると、「発熱日を0日として、7日間経過し、かつ症状軽快から、24時間が経過している場合。8日目から療養の解除が可能」となっている。この基準からすれば、二階俊博は、明らかなルール違反となるのではないだろうか。この件については、地元メディアは、一切触れようとしない。地元メディアから、二階俊博の本が出版されるほどの、「保守王国」である和歌山。全てが、「持たれあい」「馴れ合い」の旧態依然とした土地柄は、リベラル派を標榜している、新しい岸本周平新和歌山県知事にも必ず受け継がれることは間違いないだろう。