川田裕美が和歌山大学の経済学部に在籍していた時のゼミの教授は、足立基浩という。足立基浩は、鈴木貫太郎の子孫である。かつては、地元のメディアに出演していた。しかし今は、活躍の場を広げ、吉本興業に所属して、関西のテレビ局にまで出演するようになった。読売テレビの夕方の情報番組のコメンテーターや「ブラックマヨネーズ」が出演するＢＳのバラエティー番組などである。足立基浩が、それらの番組で主演していて、どんなコメントをするのかを観察していると、非常にくだらないのである。とても、経済学者のコメントとは思えない代物で、テレビ局も何故このような人物を出演させるのかと不思議でならない。足立基浩は、「商店街の活性化」をテーマにしている。そのため、地域の人たちから尊敬されているが、私はそれが疑問で仕方がないのだ。まず、足立基浩が主張していることは、とても経済学の緻密な理論に基づいたものとは到底程遠いものであること。さびれた商店街を活性化することはよほどのことがないと難しいことである。それにもかかわらず、ただ若者を引き寄せる魅力ある「街づくり」とい主張は、耳心地が良いものであるが、実現し難い「理想論」である。ただ、大学生と一緒に「イベント」をして、自分の地位と名声を足立基浩は築いてきただけではないだろうか。経済学のテーマとして、「商店街の活性化」というテーマはあまり主流ではない。諸外国の例を挙げながら、足立基浩は、自分がやっていることを自慢したがる。そして、地元のメディアも足立基浩を持ち上げる。朝日新聞と毎日新聞に足立基浩は連載コーナーを持っているが、非常にレベルの低いもので、学者が書いた記事とは思えないものである。足立基浩は、朝日新聞の記者を2年ほど経験したことがあるようだ。その縁で朝日新聞は、足立基浩を「ヨイショ」するのだろう。何よりも許せないのは、吉本興業に所属していることだ。常識的に大学教授が、吉本興業に籍を置くだろうか。それも、維新の会と蜜月で、政権とも距離の近い「吉本興業」に。私は、足立基浩に「ずるさ」を感じてならないのだ。大学教授たる者は、学究の徒であるべきで、バラエティー番組に不必要に出るべきではない。どうも、世間の人は、一見して格好良い事を発言している足立基浩に騙されているように思えてならない。
